ねるねる
しでんくんはケージに入って寝ます。夜、ケージに入れるときは、抱っこしてケージの中のお布団に入れるのですが、抱っこする前、しでんくんに「ねる」と号令をかけると、横になって片足を上げて抱っこを催促します。「ふせ」とは違うし、「おすわり」でもないし、我が家では「ねるねる」といっていますが、抱っこする前のしでんくんのポーズです。この「ねる」の号令がかかると、寝るんだ(ケージの中に入って朝まで寝る、部屋の電気が消える)と思うらしくて、本当に寝たいときは、号令をかける前に自分からこの姿勢で待っているときがあります。
これをどのようにしつけたかといわれても、毎日同じ時間に同じ事を同じ言葉で続けていたらこうなったとしか言いようがないのですが、最初に「ねる」といってごろんと横になった時、うれしくて、かわいくて、ものすごくほめたんです。それが毎日続いて、結局、繰り返しです。もちろん号令をかけても知らん振りの日もありましたが、そういう日も「あー今日はやらないんだ」くらいの軽い気持ちで、それでも毎日続けていたんです。だから、「ねる」は真剣にしつける必要は全くなく、やってたらできていたという、いいかげんな、気楽なしつけで、だから気長に続けられたのだと思います。それに、最初はしでんくんは横になるだけで、片足は上げていなかったですね。片足を常に上げるようになったのは後になってからです。そのへんもアバウトで、足が上がっていてもいなくてもだめということはないです。
今は、しでんくんは、この「ねる」が聞こえると台所の方にいても部屋に来て横になります。たまに甘えんぼのときは台所でねっころがっていて、ここから抱いてケージまでつれて行けと主張しています。で、甘い私は抱っこして連れて行くんですけどね。
というわけで、しつけといっても全然厳しくない、あまえんぼちゃんのしつけです。寝る前のご挨拶程度の。でも、すごくいとおしいと感じることができます。