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新しい農業経営に向けて 1、 法人紹介 会社名 有限会社 安曇野ファミリー農産 (農業生産法人) 農園名 ナカムラフルーツ農園 代表者 中村隆宣(なかむら たかのぶ) 所在地 長野県南安曇郡三郷村温2280−3 法人設立 平成8年 5月 資本金 300万円 役員 4名 従業員 10名 パート数名(平成25年 1月現在) TEL 0263-77-7763 FAX 0263-77-7272
2、 経営内容 リンゴ: サンふじ つがる さんさ シナノドルチェ シナノスイート シナノレッド シナノゴールド 秋映 ピンクレディーTM 王林 野菜部門: スイートコーン、アスパラガス、すいか) 総管理面積 約12ha 3、 規模拡大の経過 就農時 1982年 4月 1,2ha 経営 10年後 1991年 2,8ha 法人設立 1997年 5月 4,2ha 現 在 2013年 16,0ha (うち借園地 13,0 ha ) 4、 規模拡大の必要性 リンゴ産地を守るためには生産量を維持していく必要がある。しかし、農業者の高齢化と後継者不足により、栽培面積は減り続けている。若い経営者は産地を守り、また新しい経営体を育成するために、耕作できなくなった果樹園などの農地を積極的に借り受けて規模拡大をはかるべきである。 5、 法人化の動機 栽培面積が増え雇用を考えた時 、どうしても法人の方が人を集めやすい。財務上さまざまな経費が生まれてくるが、金銭を明確に管理し、経営をしっかりさせるには法人経営を選択すべきである。法人化に向けては売上が2500万円を超えたころから移行を意識すべきである。 6、規模拡大への対応 @ 労働力確保 今、多くの若者の目が農業に向いている。ただすぐに農業をはじめる勇気も技術もない。、毎年行われている農業法人協会の会社説明会にはたくさんの農業志願者たちが殺到している。まずは農業法人に就職の道を求め、いずれは独立して農業をやりたいという人が多い。 A 環境対策 これから農業をしていくうえで環境を意識して経営をしていかなけれならない。多くの雇用者を入れてくると、職場である農場での農薬への不安が生まれる。特に最近若い女性の農業志願者たちも多い。彼女たちの健康を考えたとき、農薬を減らすこと、安全性の高い農薬を使用する必要性が生まれる。規模拡大して特に苦痛になるのは農薬散布である。現在、委託されている果樹園も含め 10ha以上の散布を行っている。一回に25、000リットル以上である。なるべく簡便に使える薬剤を選び使用後のハイプラなどのゴミを少なくしていかなければならない。 B 販売対策 地域を意識した経営にとって最も大切なことは、地域のJAとも付き合っていく姿勢である。とはいえ、系統出荷だけでは利益の確保は難しい。系統も利用しつつ、独自の販売ルートを構築していくことも法人にとっては必要である。例えば オーナー制度の導入、 C 差別化(従業員確保あるいは販売対策を考慮して) しっかりした経営者、農業者としてのポリシーを持つこと。 インターネット、ホームページなどを通じ積極的に情報提供をして行く。 減農薬、減化学肥料栽培によるこだわりの産物をつくる。 栽培履歴を公表していく。 D 新しい生産システムの構築〜売上アップ〜コストダウン 重要課題 ・品種構成 早期多収 品質向上 作業性アップ 目標数字 ・ひとり1ha経営 売上700万円(3,5トン@200円) 所得率60% 7、重点課題 @ 運転資金の確保 A 安定した労働力確保 |
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