イタリア
2012年10月2日〜5日
 昨年の南チロルの印象があまりにも強くこれは絶対ほかの生産者にも見てもらいたいと思い、長野県果樹研究会中信支部と県青年部共催で南チロル「ふじ」の収穫に合わせて旅行を企画した。18人の参加があり、本当に短い旅であったが参加者は皆喜んでくれた。

                 


2011年10月5日〜6日
 久しぶりにイタリアの南チロルに出かけた。4日朝10:40のフライトで中部国際空港〜ヘルシンキ〜ローマと乗り継ぎをして南チロルのボルザーノ空港には夜の10:30頃到着、忙しい旅にはこれが最短の方法で、もう翌日から視察をすることができた。りんごの収穫期に来れて本当に良かった。ふじの収穫も行っていた。実は4年前に訪れた時、イタリアではもうふじの栽培は駄目だと聞いていた。隔年結果(収獲量に表年、裏年があること)が克服できず、価格は高く売れるが、作りにくいということで、もうこれからふじを植える生産者はいなくなるだろうと言われていた。ところが今回聞かれた言葉は「ふじの隔年結果は完全に克服できた」「ふじはもうかるからこれから植える人が増えるだろう」というのだ。ふじのりんごの木をたくさん見せてもらった、すばらしいの一言。残念だけどふじの栽培技術は今や我々日本人よりイタリア人の方が上だと実感した。「これからまた頑張って将来イタリア以上のふじ栽培をするぞ」とこの時、私は心に誓った。まずは彼らのやり方をまねての栽培からはじめてみようと思っている。2日間の滞在は有意義なひとり旅だった。7日の日は移動日でボルザーノから列車でミラノまで向かった。途中下車して、ベローナという町で数時間過ごし、夜はミラノで姪子の田中マイちゃんと食事をした。彼女は今ミラノでデザインの勉強をしている。ミラノに1泊して翌日ルーマニアの農場に移動した。
       
  SKチロルのマーカスさん   試験場にて       バイツさんのコレクション   りんごの収獲風景


           ふじの新系統         収穫されたふじ        防雹ネット         ミラノにて
        

2007年1月5日〜12日
 果樹研究会中信支部の主催でイタリア研修旅行に行ってきました。今回の研修では特にヨーロッパでのりんご苗の生産権利それと販売権利について勉強することができました。以下は旅行中の写真です。
 今回の旅で19個のりんごコレクションをゲットしました。
           ローマ観光            ボルザーノ果物店       ワイナリーにて          ピンクレディー

            有機栽培りんご園     標高1000mのりんご園    ラインバーグ試験場       りんごコレクション


2004年3月

 (国際わい性果樹協会)の第47回の研究大会がイタリア、南チロルのボルザーノという町で行なわれました。
そこで私は「Orchard Innovation and New Varieties in Nagano ,Japan」というタイトルで発表をしました。発表内容はトップページからEnglishに入りPlesentationをご覧ください。25タイトルの発表がありましたが、参加者評価で私のは第20位でした。最下位でなくてよかった!!

     

1997年8月 2002年1月

 イタリアの南チロル地方は世界屈指のりんご生産地帯です。約18000 haのりんご園があり、約 90万トンの生産量をもっています。イタリアの40%、ヨーロッパの10%の生産量を誇ります。もともとはオーストリアでしたが、第一次世界大戦に負け領土をイタリアに取られてしまいました。チロル地方は北チロル(オーストリア)と南チロル(イタリア)に分かれてしまったのですが、いまだに南チロル地方ではドイツ語が公用語です。とてもきれいな所です。
 南チロルの風景です。ヨーロッパの歴史を感じます。りんごとブドウの生産地です。ここのワインもおいしいですよ。