◆ 我家の庭から ◆

= Geological_Topics =

 


■ はじめに・・・

地質に接するには、グローバルな見地から付き合うことが必要です。

北アルプスは、槍ヶ岳付近を境にして、北と南で地質(岩質)が異なります。
常念(じょうねん)岳,燕(つばくろ)岳,野口五郎岳,針ノ木岳,爺ヶ岳あたりが、
花崗岩でできています。
花崗岩は火成岩(かせいがん)です。
しかも深成岩(しんせいがん)です。
マグマが、地下深いところで、ゆっくりと冷えて固まった岩石なのです。
それがなぜ、3000メートルにも達しそうな日本の屋根、
北アルプスを形成しているのでしょうか。

この付近は、かつて地下深くにありました。
その後、はかり知れない力によって隆起したのです。
隆起した後に、侵食作用によってまわりの弱い部分が取り除かれ、
芯部の硬い部分が現在姿を現しているのです。
 



我家の庭から北アルプスを臨む(常念岳,アルプス表銀座,有明山)
= 構成岩質は花崗岩 =

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「北アルプス」と、ひと言で総称していますが、
南北およそ70キロメートルにもおよぶ、高さ3000メートル級の山脈です。
新潟県,富山県,岐阜県、そして長野県と四県にまたがり、
日々の生活や風土に根ざした、その地方独特の”思い入れ”も、個々の山々によって様々です。

ここでは、私が携わったトンネル建設工事と関連付けを図りながら、
北アルプスや安曇野周辺の地形・地質についてアップロードしたいと考えております。

 

     

 

 

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