◆ トンネル工事に使用する機械類 ◆

= Tunnel_FAQ =

 


発破掘削(運搬方式はタイヤ方式)による、
「山岳道路トンネル」の施工に使用する標準的な機械類を示してあります。

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ホィールジャンボ

車輪(ホィール)と履帯(クローラ)の分類がある。
ブームに削岩機を架装しており、ブームの数によって、
1ブーム,2ブーム,3ブームなどと呼ぶ。
ブームは、機械本体を支点として、前方向へ半球状
(上下方向,前方向,左右斜め上,左右斜め下など)に
動かすことができる。
作業員が乗って作業するケージ(かご)を装備している。
ケージも1〜2基と装備数があり、
ブームとほぼ同じように動かすことができる。
レール(軌条)式やガントリー(門型架台)タイプもある。

 

 

 

ホィール式サイドダンプショベル

車輪(ホィール)と履帯(クローラ)の分類がある。
坑内での積込を考慮して、バケット(土砂をすくう部分)が、
機械本体を支点として横方向(左右)に動く。
ロッカーショベル,シャフローダなど、様々な種類があり、
用途に応じて選択使用することになる。

   

 

ダンプトラック

タイヤ式の運搬方式で最も一般的な運搬機械。
公道を走るダンプトラックなどと比べると、より強固な構造で、
積載量も多い。
いわゆる「坑内用重ダンプ」を使用するのが、一般的。
また、ベッセル(土砂を積む部分)が独立した
大型コンテナタイプもある。

 

 

 

コンクリート吹付機

本来は、吹付機と吹付ロボットとに独立している。
吹付機は、圧縮空気などの力により、
コンクリートを送り出す役割を担う。
吹付ロボットは、吹付そのものを担う。
ジャンボのブームに似た動きをし、
複雑な形状の吹付面に対応できるような構造をしている。
様々な種類があり、トンネルの規模(断面積,延長)により、
最適な機械を選択使用する。

   

 

防水工台車

防水シートを張るための専用台車。
門型架台に、階段状にステージを取付けたもので、
長さが4m〜9mが標準的。
このステージ上で、作業員が防水シートを張る。
自走できる構造となっている。

 

 

 

覆工用型枠(セントル)

覆工コンクリートの打込みに用いられる型枠。
坑内でその都度、組立/解体をせずに、
移動可能な構造となっている。
門型架台に、鉄板(スキンプレート)を装備したものが
主流となっている(スチールフォームなどという)。
スチールフォームの他に、
メタルフォーム(鋼板)を用いているものもある。
かつては、上半用,側壁用などと分離した構造が多かったが、
現在ではほとんどが全断面用となっている。

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