★ 10年度 第2回安曇野市を主とした小学校PTAとの果樹栽培体験交流 (5月22日)
参加者の方の挨拶 紙芝居での交流説明を真剣に聞いてくださる参加者の方々
今回行う実験の説明 高校生に教えてもらいながら楽しく作業
いっぱい切ったよ!! 切ったブドウはおみやげに!! 上を向いての作業は大変
最後に感想をいただきました バジルとモロヘイヤ苗を配布 大事に育てるよ!
 第2回交流会は5月22日(土)に、「甘くておいしいブドウを作るために・・・行くよ!!ブドウ園!!」というテーマで、リザマートと安芸クイーンの一枝一房(いっしいちぼう)、岐肩落としという作業を行いました。
 しかし小学校の参観日と重なってしまい、前回より少ない人数での交流会という形になりました。
 まず、農業科学基礎室にお集まりいただき、毎回交流会のはじめに参加者の方を代表してお一人の方にご挨拶をしていただいています。その後、作業の日程説明と交流の見学・補助として参加する一年生の紹介を行いました。一年生は初めての交流会ということもあり、緊張気味に挨拶をしていましたが、参加者の方々に温かく迎えられ、交流に積極的に参加していました。
 その後は、紙芝居を用いて今回の作業「一枝一房・岐肩落とし」についてクイズを交えながら説明しました。参加者の方々はクイズに積極的に参加してくださり、正解したときの笑顔はとても印象的でした。
 紙芝居での説明が終了した後は、ブドウ園に移動していただき、一枝一房・岐肩落としを体験していただきました。しかし、そのほかにも作業の大切さを知っていただくために、一枝三房にする実験と、何も作業をしない放任房の実験、普段は切り落とす岐肩を残す実験を行うことにしました。一枝三房の実験は、一枝一房と比べて果実品質及び枝の成長にどのような差が生じるのかを調査します。放任房の実験は、収穫果から品種ごとの花振るいの違いと作業の必要性を、岐肩を残して主穂を切ってしまう実験は、これも収穫時に果実品質にどのような違いが出るのかを調査し、どちらを残すことがよいのかを確認します。 しかし、近年の温暖化の影響もあり異常な温度変化によって、ブドウの枝もあまり成長しておらず、作業をあまり行うことができませんでした。そこで、リザマートと安芸クイーンの作業が終わってしまった方々には、路地栽培しているナイアガラとスチューベンの作業も行っていただきました。参加者の方々には「これは切っていいの?」など、さまざまな質問をしていただき、私たちにとって大変勉強になりました。
 交流会の最後に、栽培の楽しさを知っていただければと、バジルとモロヘイヤの苗をご希望の方に配布しました。
 次回の交流会は6月5日(土)にふじの一輪摘果作業を行います。前回の交流会では、寒い日が続いてしまい、花摘みを体験していただくことはできませんでした。しかし、現在はリンゴの枝にも小さな実を付け始めました。普段の生活の中では見る機会が少ないかと思いますので、楽しみにしていてください。体調を崩しやすい季節かと思いますが、次回も皆さんと楽しく交流会が行えることを心から願っています。
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