直熱3極管 3A5プッシュプル
入力セレクター・バッファーアンプ
XLR入出力バランスコネクター対応

真空管はサムテックから購入しました。

 

信号系の抵抗とコンデンサが消えた!
以前製作した3A5単段4パラ接続のラインアンプを作り変えました。 贅沢にトランス式アッテネーターやファインメットコアの出力トランス、セイデンの高級ロータリースイッチを搭載してあります。 なんと言っても大きな特徴はXRLのバランスコネクターに対応している事です。 回路は直熱3極管を使ったシンプルな1段構成で電流制限半導体を使った作動式プッシュプル。 音質の違いも聴いてみたいので音量調節器の所からもRCA端子を出しパッシブ・プリアンプにもなるようにしました。 初期製作の時は増幅率が1倍でしたが、最終的に1.7倍に改善しました。
このケースは高さが有るために2段構成で作る事にしました。 以前は電源を別に付けましたが、面倒だったので今回は1台に全てを詰め込みます。
サムテックからトランス式アッテネーターが発売されました。説明によりますとドイツ製スーパー・パーマロイ・コアはニッケルの含有量が通常45%に対して約80%の優秀なコアを使ってあるそうです。 驚いたのは価格で安い事、早速購入して寝室で使っていますが、音量が小さな時にも情報量を減らすことなく音量調節が可能で2チャンネルの入力セレクターもあります。 今後はこの様なパッシブ・プリアンプが支流となって行くのだと思います
少し箱が小さ過ぎました。 線材処理も面倒で、回路の変更も容易には出来なくなってきました。 これだけのトランスを詰め込んで有りますが、ハム等が全くありません。 電源トランスのみ後方の下側に置き、後は全て前面に近い位置にあります。
真空管3A5の防振対策もバッチリ。 小型の物ですが、3個使って有ります。 シリコン系の柔らかい物です。
電池管と呼ばれる7ピンのMT管に成ります。 1.4V、220mAのヒーター電力。 2回路入りでプレート電源135V1Wの実力があるので、今回は1段仕様のシンプル構成としました。
入力はRCA3系統、XLRバランス入力1系統。 出力は音量調節のアッテネーターのすぐ後ろにRCA1系統、バランス出力とRCAアンバランス1系統。 スイッチに連動したAC100Vの出力があります。 私の部屋は3階なので3pコネクターは意味が無いので使ってありません。
構想段階
トランス式アッテネーターは音質はバッチリですが、プリアンプで周辺機器の電源の入切りもしたくなります。 今回、以前製作した物2台を分解して其々の良さを生かし真空管式ラインアンプとして1台仕上げます。 ラインアンプの電源を入れると、AC100Vの出力も出るようにリレーを兼用して電流確保をしてあります。
回路構成
ここでは3A5の直熱3極管を1回路を使いプッシュプル構成としてあります。 1段の作動式反転回路で、真空管の増幅度は本来15倍程有りますが、出力トランスで600Ω出力に変える為に増幅度は下がり、今回約1.7倍の出力となります。 それでも純A級動作のプッシュプル式ラインアンプなので音は1味も2味も有ると言う物です。 3A5のカソード電圧が高かったのでマイナス電源を省略しCSDを直接グランドに落としました。 DC−DCコンバーターは絶縁タイプ。 ハムバランサーも不要です。 尚、真空管の規格は略一杯の状態なので、これ以上に電圧を上げたり、電流を増やしたりできません。 今回のラインアンプはトランスが多いので小さい割には重たいです!。 重量が有るとハーモニックノイズは余り気にならないですが、一応、シリコンゴムで真空管をフローティングしてあります。 尚、まだ未確認ですがアッテネータートランスの入力を少し中央の位置のポイントに変えると、昇圧効果で音量を上げる事も可能なのは、トランス式アッテネーターならではのメリットもあります。 
気に成る音質は

まず、第一印象はスイッチを入れると直ぐに音が出てくるのは気分が良いです。 周波数特性27〜36Khz,歪は1V出力時に0.78%で特に優秀とは言えません。 基本はCDプレーヤーの2Vの入力に対して0〜3.4Vの音量調節が信号のロスを無く後段に伝える事。 今回はRCA1とRCA2の出力を簡単に差替えが出来るのでジックリと其の音質の差を確かめようと思います。
要は、どちらが生々しい音楽再生するの? 調べてみます。

音質の報告は後日です・・・。

普通のボリュームとトランス式アッテネーターの音質の違いはトランス式アッテネーターの圧勝だと思います。 ただし、特性を測ってみると問題もある事は確かです。 高価な抵抗式アッテネーターでも電力伝送はできない事やトランスのコイル成分の問題です。 少なくても可視聴範囲内での特性悪化はありません。 今回は回路に白黒付けたいと思い、音量は最大位置にして音質を探らなければ成りません。 製作から約1か月使って見ました。 結論から申しますと、今回紹介したラインアンプは、真空管を通った方がダイナミック・レンジが狭くなるのですが、その感じは分らずに、若干奥行き感が良く音楽性が豊かになる事が自分で確認できました。 ただ、金額差が大きい割りにいは音質差が少ないと感じます。 つまり普通の真空管アンプ使用を前提とするならばトランス式アッテネーターだけで十分か? 私は低感度のパワーアンプを作る事を考えてるので若干でも増幅度が有れば都合が良いと言う事になります。 今回は1.7倍の増幅率があるのでマズマズです。

最終の回路図(PDF)

パワーアンプの入力インピーダンスが100kΩとか大きな抵抗値でご使用の場合は600Ω位の終端抵抗が必要です。勿論、トランス式アッテネーターだけの場合は低いインピーダンスで信号を送り出せる為に不要です。

あっ、一か所勘違いでOPTの位相が逆になってました。 茶色と緑色の線を反対にすれば良いでしょう。。
尚、XLR端子ですが、放送機器での世界標準の1番グランド、2番ホット、3番コールドの配線です。 私のCDプレーヤーは2台共に此の配線です。 ごくまれに違う物が有るようですので、追試する場合はご使用の機器を確認した方が良いです.。 そして、勘違いし易いですがXLRもRCAも音質は同じで違いはXLRはノイズに強い事と、距離を伸ばせる事でしょうか? 当然ですが放送機器ではXLR端子が標準仕様です。

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