UFO型直熱3極管WE708Aシングル・アンプ
876,Western Electrric 708A Single Amplifier

UFOの存在は信じますか? と、議論する前にUFO管でアンプを作ってみました。偶然妙な形の真空管を見つけ以前試作で動作確認して音も鳴らしましたが今回本格的に作り直しをました。 以前製作時は初段にWE717Aを使いましたが此処で又同じ球を使っても面白く無いので何か別の球は無いかと捜しコレクターで集めた手持ちのペンシル管5876を組合せてみました。これも金属管の一種でよく観察するとUFOにも見えます。

性能表

最大出力    : 2.6W(片CH)
総重量    : 5.6Kg
歪率特性   : 0.38%(最小)
入力感度   : 1000mV時1W 
周波数特性 : 20〜80KHz(−5db)

回路方式  : コンデンサ結合
NFB    : −5db

1949年RCAUHF帯域の増幅とマイクロ波発信用の通称ペンシル管ともUFO管とも呼ばれている5876です。ソケットは自作します。上からプレート、グリッド、カソードでヒーターはリード線にハンダ付けです。
真空管WE-708AはSHF帯域の増幅や混合用に1942年にWE社が軍用に開発した放射冷却型の球です。トップ・チップの排気口は「ろうそくの炎」の様な形でヒーターを通電すると光が薄く漏れて吸い取られるような神秘的な美しさです。
このUFO形の真空管を使ったアンプを作る時に横から見るとUFOの形をしたシャーシーのイメージ図が頭の中に浮かんできて忘れないようそのイメージ図をメモ書きして直ぐにホーム・センターへ行き厚め木材を買って帰り準備しました。
シャーシーの面積の問題で物理的に配置が無理だった為。チョーク・トランスは省略して出力トランスはケース無し20Wタイプの小型品を選びました。ほとんどが手持ちにあった部品を使いましたので比較的に早く完成することが出来ました。
ステンレス製の網を張ってみました。曲がる部分の変形は仕方無いのですがすっきりした外見になり完成としました。この自作も苦悩、イスピレーション、創作、様々な発見などを経て完成品となりました。
どうでしょうか?UFOに見えてきましたか?下の足も丸い木材で作りました。当初用意した黒のゴム足では長さが足りず。揺りカゴの様にゆれてしまい、考えた末に此の様な形にしました。
真横から見た写真です。完成して家族に発表しましたが、子供は少し笑っていただけで思ったより受けませんでした。ただし、家内には大うけです。「どこか見える所に飾って置いて」だって・・・。なんだよ・・・飾りもんじゃねえ・・てのに・・・。

気になる音質
出力は片側で2.6Wあり2A3シングル・アンプとあまり変わりませんが音が元気で直熱3極管の送信管の音です。音質は以前製作した8025系に似た明快で爽やかな澄んだ音がします。アナログ・レコードが聞きたい気分になり久しぶりに出して聴いてしまいました。製作途中にあった苦悩なども全部癒され気分も爽やかになりまた。最後に前面に高圧の一部が在るので第三者が触れない様な対策は必要です。


型番

Ef(V)

If(A)

Ib(mA)

Eb(V)

μ

Rp(Ω)

5876

6.3

0.135

18

250

56

8625

型番

Ef(V)

If(A)

Ip(mA)

Ep(V)

μ

Rp(Ω)

WE-708A

1.7

1.85

45

350

10

4000


WE-708A

Filament voltage

1.7V

Filament current

1.85A

Max anode voltage

350V

Max anode current

50mA

Max anode dissipation

15W

Max grid current

12mA

Average characteristics

Anode voltage

350V

Anode current

45mA

Amplification factor

10

Grid-anode transconductance

2500 micromhos

Anode resistance

4000 ohms

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