12AX7、2A3 ロフチンホワイト・シングルアンプ
5AR4,12AX7,2A3 Loftin-White Single Power Amplifie
周波数特性 6〜100Khz(−3db)
出力  3.5W + 3.5W

 
2A3真空管アンプ・キットがサムテックに有ります
6SL7や2A3等の真空管はこちらで販売してます

からウロコ・・・。
現行品の部品で作れる!
私が特にお勧めしたいアンプです

既に2A3ロフチンは10台位は作ったと思いますが、作る度に新たな発見があります。 (回路図は最新)。下記周波数特性はタムラのF475(ZP:5KΩ)のトランスを使用した表です。2A3の内部をを考えると通常2.5KΩの物が理想と思いますがタムラのzp5kΩのトランスを使ってみた所、性能が更に良くなりました。 何と特性は10hzから60Khz迄フラットな特性で下は脅威の3hzから信号が出てきます。また、高域は100khz迄楽々出てきますので驚きの広帯域なアンプに成っている事が分かりました。 勿論ノンNFBです。
こんな素晴らしい性能の2A3シングル・アンプは世間一般的に「球アンプの入門用」と言われていますが、大きな間違いです。本格的なアンプでも此の特性、音質を越える物を製作する事は大変に難しい事です。
MT管の12AX7です。此の球も入手には困りません。6.3Vのヒーターで2回路入った複合管で12、6Vで使う事もできます。増幅率が100と高くアンプの前段に良く使われます。

出力管の2A3は1933年頃開発された球で種類が多く今でも中国やロシア等で製造され入手は比較的簡単です。中には2A3Wと言う高信頼管やヒーター電圧の違う6A3、6A5G、6B4G、もあります。写真はタングソルの1枚プレート初期の古い物で後に2枚プレートに変わっていきます。
世界の名球2A3を聞き比べる#FFCCFF

5AR4全波整流管です。傍熱型でGZ34の名でも有名な球になります。その他の傍熱管では5V4G、83、5CG4が有ります。
5V 1.9A 450V250mA、(500V200mA)、(550V160mA)の規格で今回は無負荷の時にはDC出力が約500Vになります。
下記、同じアンプを沢山作りました。
出力トランスのケースを自作しました。
電源トランスに余裕が有り、発熱を抑える事ができました。
出力トランスが古典式に似ていたので購入してみました。
これも大型の出力トランスを使いましたが、ケースが無かったので自作したケースをつかい作って見ました。

出力トランスがタンゴ808で音が良かったです。

タムラの5kΩ用の出力トランスを使った所、5W迄上げる事に成功しました。
回路の見直しを行いました。

製作する上で、直結回路は部品点数が少ないので比較的簡単です。この様に部品点数が少ない場合は真空管や、トランスの性能が其のまま特性や音に出て来るので良質な部品を使うと其れなりに効果があります。ボリューム、12AX7、そのプレートに繋がる120KΩの抵抗、2A3と出力トランスの5点の部品に神経を使えば上質な真空管アンプが完成します。、12AX7のプレートの120KΩの抵抗はDALE社の100KΩと20KΩを直列に繋いでます。何故かと言うと、この抵抗が良い音がするのですが構造上大きな抵抗値の物が作れません。一般には20KΩが最高値とされていますが此のDALE社に高価ですが100KΩがあるのです。其の為に120KΩにして設計をしてあります。12AX7を2回路重ねて使うと内部抵抗が半分になり120KΩ前後が丁度良い範囲だと判断しました。
 何度製作しても何時も思いますが、2A3直熱管の音は最高ですね!。今、2A3は中国やロシア等の球が有るので、比較的に安く作る事が嬉しい事です。 色々なメーカーの12AX7や2A3を組み合わせで音の変化も楽しめます。2A3の中には年代の古い1枚プレートの物があり、此れが又繊細な済んだ音を聴かせてくれます。300Bでは味わえない魅力が有ることには間違いないと私は思います。そのそも300Bは此の2A3を意識し設計して作られた様ですが同じには成る事はありませんね。

2A3ロフチンホワイトとは

2A3はプレートとカソード間の耐圧が250Vと低く60mA流す事が出来る内部抵抗の低い真空管で音質が良いことで有名な球です。ロフチンホワイト回路は1929年に米国で発表され、名前の通りロフチン氏とホワイト氏の両名によって考案された画期的な回路です。その頃は今の様な良質のコンデンサーが作れない時代だったので凄い発明だった事と想像できます。ところが今の時代でもマニアが多く、この回路が受け入れられていのは今日の技術でもコンデンサによる音の影響が反映されてしまいます。これは小出力のデメリットより透明感のある音質が遥かに上回っている証拠だと思うのです。とは言っても、今回製作したアンプでは約5W有り、普通のコンデンサ結合のアンプでは精々、3,5Wですから更に多くの出力が出てきて居ます。これは規格オーバーで使っているのでは無く2A3のカソード、グリッド端子電圧を上げて使うためにグリッド入力信号が大きく振れても2A3が最大限に動作しているのだと思います。

目から鱗
私が真空管オーディオに目覚めた「目からウロコ」を最初に体験した1台でその後も数台製作しました。トランスを変えたり色々楽しみましたが其々の特徴が在り、どの組合せが良いか判断できません。同じ規格でもメーカーが違うと音も変り、同じメーカーでも1枚プレート、2枚プレートの音も違います。どれも素晴らしいと思います。なので、私は此の2A3ロフチン・ホワイトは真空管アンプを語るのに絶対に作っていただきたい1台と思います。
注意事項
このアンプを製作する場合は、必ず整流管は使って下さい。シリコン・ダイオードですと、ヒーターが温まる前に真空管に高圧が掛かってしまう為に、真空管内部で放電したり過電流が流れて真空管にとって相当な負荷が掛かってしまい球が赤や青色に成った為、かつては「七面鳥アンプ」と呼ばれていた様です。これは悪い意味で有名な事で、此処で使った5AR4整流管は12AX7とほぼ同時に立上がりますので問題ありません。 2A3のカソード抵抗3KΩ20Wは予想以上に発熱しますのでシャーシ組込み時に放熱を考慮して下さい。メタルグラッドのようにシャーシーに密着固定可能な部品の場合には熱伝導の良いシリコンを必ず塗布して下さい。此れを怠ると部品が破損する場合があります。 
又、ロフチンホワイトアンプでは高圧を取り扱いますので感電にはクレグレも注意してください。 
周波数特性表
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