6EW7、3C24 シングル・アンプ
Western Electoric Sound 205D Single Amplifie

まだ、完成してません。

小型送信管3C24を使ったシングルアンプです。一般の球と違い送信管特有のグリッドにプラス電位が必要です。INTのトランスを使わずコストを抑えたアンプを計画しました。全景写真では大型風のイメージですが設計変更の為に不要なトランスも載っています。実際には小型に作る事が出来るアンプです。

性能表
残留ノイズ
最大出力
歪率
周波数特性
総重量
回路方式
寸法
0.8mV
3W(片ch)
1.4%(1W時)
10Hz〜30KHz(−3db)
約13.2kg
ダイナミックカップル
方式
470(W)x330(D)x170(H)mm
複合管の6EW7です。3極管が2系統入った球で1段は初段、後一つは出力管として使える此れ一本で立派な小型アンプが作れます。今回製作のアンプでは出力側のカソードを3C24のグリッドに直結させる通称ダイレクト・カップル回路の方式です。6EW7とヒーター電圧の異なる物もあります。
小型送信管の3C24/VT204です。ノースアメリカンフィリップスで元箱には1944年と書いてあります。手持ちに4本有りプッシュプルアンプも考えましたが、発熱を考慮して出力3Wの小型シングルアンプに仕上げました。

私は特別こだわっている事は可能な限り同しシャーシーやケースを使わない事です。少しでもイメージを変えられると満足します。今回は写真の様に4辺を丸く角を落とし簡単に済ませました。

底面の写真です。大き目のシャーシーで製作したために簡単に見えます。実は出力管が6本入手できたので後でプッシュプル回路に変更する予定で大きく製作しました。今回のシングル・アンプが成功したら更に変身させて変更する予定です
概ね完成しました。トランスは30Wクラスの物で100mA流せる特注品でケースは自作し銀色のスプレーで仕上げました。前面にある黒いトランスはチョークコイルで回路変更の為に現在は使用していません。

プレートには約60mA流しますが使用時は全体が真っ赤になり溶けそうで、一般では考えられない光景です。球の発熱は避けられません。管の上部と横に直接ピンが出ていますが熱対策の為、付け根部分に熱膨張の少ないウランガラスが使われていて少し黄色の蛍光色になって見えます。


最初の構想と変更
元々発想した回路は3C24のグリッドにチョークコイルを通ってプラス電位を入れる予定でした。簡単に出来るだろうと思い、試作もせずにシャーシーを作り配線を始めました。ヒーター配線を済ませB電源部も済ませテストしていきました。 所が想像していた様には行きませんでした。此処でINTのトランスを持って来ては何時もと同じ「イントラ反転」の回路になってしまいます。そこでトランス無しで済む回路にしました。この際細かな内様について深く考えず回路図のように配線して3C23のプレート電流を見ながら10EW7の出力側のプレート電圧を0Vから少しずつ上げて電流計が62mAの時の電圧を調べ合わせました。設計と言う立派な物では無く現物合わせ的要素が多いですが、結果が良ければ全て良しです。此れで音が悪ければ回路の変更や球の検討を再度行います。前段は自己バイアス回路で約1mA流しコンデンサ結合で後方に信号を送り出します。

気になる本機の音
音は私が良く聞く送信管の音なので小型アンプで有りながら力強く澄んだ音です。機会が有ればINTトランス使用時との音の比較をしてみたいと思います。
初段の増幅率が低い為に入力感度が少し低い感じです。初段に12AX7位の増幅率の高い物を持って来てドライブに12BH7等を組み合わせても面白いと思います。私は今回友人から頂いた球を使いたくて選びました。どちらが良いかは作って見ないと解からないので、又、変わった形の送信管を入手した時には作ってみようと思います。今回の回路を参考に簡単に変更が可能です
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