5687MT管/真空管アンプ
2段直結・定電流式シングルアンプ
1.0W
1.0W

ニワッター
5687 MINI WATT
Amplifie / MiniWatter

小型アンプを作りました。 1Wのパワーで魅力を探ろうという企画です!  いくら良い音でも欠点はパワーが少ない事! 0.5W前後でパワー不足を感じたら次は1Wですね。 真空管の企画内で1Wを少しだけ超えるパワーが出るようになりました。 もともとは電力増幅用の球を出力管に利用するのですから、この時点で無理を承知で使っている感はあります。 しかし、せっかく能力が有るのですから、この真空管を労わりつつも、頑張って働いていただく事にします。 下記特性表はT1200のOPTでの測定結果です。
周波数特性 9hz〜24khz(1V8Ω/−1db)
最大出力 1W(入力1.0V)
残留ノイズ 0.12mV
ダンピングファクター 4.4
サイズ 210(横)X145(奥)x110mm(高さ)
消費電力 41W
1番最初に作ったアンプがこれ! 今までのアンプに比べると真空管が2本の為シンプルだがスタイルが良くない感じだ! かわいいフィギュアを飾って誤魔化した。 
配線はソケットに直接行います。 従いましてラグ板等は使用しません。 電解コンデンサーをブチルテープで止め、グランド線には1.6mmの銅線を使いました。 シンプルな回路なので部品のリード線のみで配線出来ました。
設計と試作
回路は2段直結のロフチン・ホワイト式の発展型で増幅度が高いのでNFBを有効に使い可能な限り性能を引き出そうと思います。 べるけ氏が多く発表されているミニワッターと大きく変わりませんが、ここでは出力段の回路を一寸だけ追加して定電流ICを使いました。 そして、真空管の規格を見ると余裕がありそうなので電流を上げパワーアップさせました。  勿論、真空管の規格範囲内での使用に抑えなければなりません。 前段のカソードは計算が簡単に成るように2本の抵抗で800Ωにしました。 精度は1%以内の物を使います。 カソード電圧は1.8Vになり、入力は1V時に丁度1Wに成るようにNFBの値7.5dbに決めました。 実際には未た余裕が有り、2桁いけそうですが、特性が十分なので之で良しとします。 出力管側は電流を22mA流し規格4.2Wに対し5%下げた4Wで仕上げてみました。 真空管は熱くなるので放熱が必要となります。 ソケットの周辺には穴を空ける等の空気が流れやすい構造がベストです。 私はラグ板等は可能な限り使わないのが好きなので真空管ソケットに直接部品を付けていきます。 電源用電解コンデンサが幾つか有るので配置を考えて部品のリード線を足さずに済ませています。 NFB用の抵抗は収縮チューブを利用してあります。 
音質と評価

出力側回路を定電流化したことで純A級アンプとなります。周波数特性は十分な値です。 歪率をもう少し改善したい気もします・・・。 肝心の音ですが、期待していた以上に良い感じに成りました。 前回製作した2段直結作動式プッシュプルとはチョット違うかな! 歪感は無いので余裕がある様に思えてしまいます。 低域も良くてヘッドホーンを聞いた時のような重低音や高域がしっかり再現されている様にダイナミックな表現力があります。 特に中央位置奥行感が良く、ボーカルでは前に迫ってくる感じを受けます。 やはり、信号系にコンデンサーを通さない直結アンプは音が良いです。 80年以上前に原型が出来ていたとは・・・。 それにしても、この安価なOPTでこの音質! 高級品を使ったら凄い事になりそうです。

完成して満足してましたが、OPTのグレードアップをして作り直したいと思い、同じ回路でもう1セット作りました。 ノグチのファインメットFM6WS仕様です。 18hz〜77khz(−1db)と高域が伸びましたがダンピングファクタが3.3に下がりました。 zp=5kΩの設定時です。 音質はファインメットのコアがやはり繊細な音表現がありますが、低域は東栄変成器のT1200の方が良いようにも感じます。 高価なOPTで作り直しましたが、金額差に比べて大きな違いが無い様な・・・回路をもう少し詰めないといけません。
特性表
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