超小型・手の平サイズ
サブミニチュア管/真空管アンプ
0.4W+0.4W

6111,6P30B Sub-Miniature Tubes Amplifie 2014'2
超小型の真空管アンプを作ってみました。 以前のACアダプターを使ったアンプよりも更に小型ですが、電源トランス仕様で本格的です。 それはMT管よりも更に小型なサブミニチュア管と言うロシア製の真空管でソケットが無く5cm程のリード線がある球を使います。 中央に有るのは6111の双3極管で前段に使います。 両サイドの少し大きく見えるのが5極管で6P30Bを使ってあります。
周波数特性(THD=5%) 70hz〜99.4khz(T1200時20hz〜38khz)
スピーカー出力 0.4W+0.4W(THD1khz5%)
残留ノイズ 0.3mV
入力感度 RCA1.3V時0.4W出力
ダンピングファクター 2.1
サイズ 130(横)X72(奥)x74mm(高さ)
重量 1200g
消費電力 16W
右に有るのが12AU7で一般のMT管です。 左側2本が今回使用するサブ・ミニチュア管と呼ばれている物で、ソケットに差し込むタイプとは違い、リード線が出ています。
後ろ面です。 コネクター関係を全て取り付けると隙間が無いくらいに成ります。 スピーカー端子はバナナ・プラグ専用の小型の物にしました。
内部の写真です。 ほとんど隙間が有りません。変更も難しい状態に成ってしまいました。 試作段階でもう少し詰めて完成させた方が良かったと反省です。
設計と試作

超小型のアンプを作る為にノグチの電源トランスPMC-B80HGを少し改造しました。 よく見ると解りますが、トランス固定用の4か所のネジが無い事に気が付くと思います。 別のOPTを分解して、カバーを利用し接着材で固定してあります。 OPTはRADIO0−BOYの2Wクラスの小型な物を使いバランス良く配置させてみました。 PTとOPTはかなり近い位置なので誘導磁気ノイズが無い事を事前に確認してあります。ケース内部は殆ど部品で埋まってしまい、変更や追加は既に無理でした。 当初は5極管接続でパワーを出す予定でしたが、歪率が良くなかったので3結にして0.4W出たので妥協しています。 電源トランスの規格で6.3V1Aに合わせ抵抗を入れ1Aを超えない様にしました。 B電源も電流、電圧共に低いと思いましたが、2段直結回路の方が部品点数も減るので規格内で何とかまとめました。 真空管には2倍近い電流を流す事ができそうですが、トランスの規格で片チャンネル22mAがMAXとなります。 ま〜、予定通りには中々いきませんよね!。

音質と評価

今回は150Vをブリッジ整流して200V迄上がらない低電圧ですが、回路は直結2段の採用です。 前段の6111真空管は30V位でも動作しましたが、規格表のグラフから外れてしまう為に電流値を上げプレート電圧を60V付近に合わせて有ります。 肝心の音ですが、出力トランスが小さ過ぎて、素晴らしい! とは言いにくい低域でしたが高域が綺麗な音がしたので良かったです。 東栄のT1200を使用すると20hz〜38khz(−3db)で歪率も普通のミニワッターと同じ感じに成ります。 現状で70hz〜99khzと高域寄りに成ってます。 問題は2個の同じトランスが1個の極性が違っていたのには一寸ガッカリしています。 ダンピングファクタを2に合わせた結果、NFBは3.6dbになってます。 音質を語る前に小さすぎるパワーは物足りないことが多々あるのでパソコン用として使う事にしました。 このサイズを考えると中々の物で、真空管アンプの柔らかい音は心が癒されます。 今、パッヘルベル・カノンのピアノ演奏を聴きながら此の文字を打ち込んでいますが・・・聴き入ってしまい手が止まってしまいます。 東京方面で45年ぶりの大雪だとか、ここ長野は50cmです。 天候が悪く外にも出られない為に急遽設計した手の平アンプは土日の2日間で作り上げた物で8割の時間がシャーシー作りにかかっています。

周波数特性表
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