MT複合管6CC42
小出力0.7Wミニワット真空管アンプ

6CC42 MINI WATT
/ Push-Pull Amplifie

小出力ミニワット・アンプを作りました。 大きさは手のひらサイズで重量が全部で1.8kgです。 イチカワ・トランスから発売されている電源基板(TK-PWB510PP)を使って有りB電源と12Vの電源、さらに半導体アンプが内蔵された基板です。 約2年前に2個購入して時間は過ぎてしまいましたがヤット製作する機会を得ました。 元々12BH7pp用で設計されてた物だったのですが、此れでは面白みがないと感じていました。 最近インターネットでTESLAの6CC42が随分と値段が上がったのを知り、手持ちに有ったこの球を使って仕上げる事にしました。 これも双3極管なのでコンパクトな可愛い球アンプです。 尚、詳細は取説が付属しているので簡単に製作が出来ます。

テスラの6CC42で、MT管の中でも小形になります。 手持ちにMT管が沢山眠っているので其の中から探して来ました。 

互換品:2C51、WE396A、6386、5670等が有ります。 

可能な限り小さく作りました。 シャーシーは5mm厚のアクリル板です。 実は試作のつもりで作ったのでシールド線も使って有りません。
設計と試作
一般的には初段に使う球ですが、音質の良い小形アンプを作りたかったので試しに作ってみました。試作時に様子をみましたが、温度が上がらないのでシャーシーはアクリル板を加工して作りました。 サイドウッド式にした為になんと、シャーシーに金属部分がありません。 ボリュームのノブに触れると少しハムが出たのでアルミのテープを前面の内側に張りグランドとして対策して直りました。 アンプ基板の配線パターンを見ると1点アース式に成っていてチャンと設計できているのでノイズ等は全く気になりません。 尚、B電源は250V80mAがマックスです。 
感電注意
基板内の回路はよく解りませんが、私は一度基板を外して再度シャーシーに組込みした時に基板に触れて感電しました。 久しぶりの感電で、10分程腕がしびれていました。 購入した製品なので自己放電機能が無いのは問題です。 せめて、裏面に絶縁シートでも付けて欲しいと思います。 とりあえず、危険なのでB電源とボリュームのグランド間に470kΩ2wの抵抗を付けました。
音質と評価

MT管の中でも小さな球です。 やはり3極管の爽やかさとプッシュプルの力強さがあります。 0.7W位迄が実用範囲ですが、この小さな球が良く頑張っています。 特性表を見ると低域よりも高域の方が劣ってるように感じますが、ノン・NFB(無帰還)アンプは弧の様なカマボコ型に成ります。 でも結構いい音です。 何よりも温度上昇が極めて低く長時間のBGMにも最高です。

歪率特性と周波数特性
詳細資料
型番 Ef(V) If(A) Ib(mA) Eb(V) μ Power(W)
6CC42 6.3 0.3 2.2 250 35 1
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