MT管(親子3極複合菅)6CS7
0.7W+0.7W
直結2段ミニワット真空管アンプ

6CS7 MINI WATT/ Single Amplifie

以前製作した6CS7アンプはACアダプター仕様でしたが電源モジュールに若干の問題があり、ハムの除去に苦労しました。 市販で24Vタイプが有りますが、12Vタイプが無いのが残念でした。 今回、普通に100Vから使えるアンプをバージョン2として作ってみました。
諸特性
最大出力 0.7W+0.7W(5%歪1khz)
周波数特性 9hz〜66Khz(−3db)
入力感度 0.9V時0.7W出力
ダンピングファクタ 1.2
残留ノイズ 0.4mV補正無し入力オープン
負帰還 6db
消費電力 22W
最終の回路図はこちら
設計と試作
出力トランスは東栄変成器のT1200を使いました。 周波数特性は中々良いですね!20HZ〜20khzの可視聴範囲は完璧にフラットです。 歪率特性は高音、中音、低音の3本が略同じなので性能も問題有りません。 図を見るとお解かりですが、前段と後段の歪の打消しが少ない感じで直線的な歪率特性です。 マニアの中には打消しを行わない方が「音は良い」と論ずる方もいるので、此れは此れで良しとして、後日見直します。 尚、電源部のFETは熱くなるのでので、シャーシーのアルミ等を利用して放熱させてください。
初期の設計
この6CS7と言う真空管は2回路入ったMT型複合管ですが、その中身は違う特性の物が入っています。 限られた条件の元で出来る限りのパワーを出せる回路でシンプルに製作しました。 大きな特徴はロフチン・ホワイト回路の延長線上にある事で、直結式のシンプルな事。 ここでは増幅率に余裕があるので6db程の負帰還を掛けてあります。
小型MT管ですがパワーが0.7W(5%歪1khz)出ました。 頑張って1Wと言ったところでしょうか? ダンピングファクタが1.2となり理想の数値になりました。 ダンピングファクタは一般的には2前後が良いと言われています。 1以下になるとスピーカーからの逆起電力の影響を受けやすく、3を超えると引き締まった音となり好みが分かれます。 フルレンジスピーカーの愛好家は1位のアンプを好むようです。
気に成る音質

何時も思うのですが、この様な安価な出力トランスで良い音が出るのか不思議に思います。 東栄変成器のT1200はコストパフォーマンスに優れ、ノグチトランスの6Wクラス・ファインメットコアでも此の特性は出ません。パワーは低いのでガンガン鳴らす事は出来ませんが普通に使えます。 低域も十分出ますし、何より中高域の柔らかく済んだ音は真空管アンプの魅力ある音で一杯です。欲を言えば、もう少し歪率良く成らないかなア〜。

番号 回路図 名称 その他 数量
1 R1 1.5KΩ(2w)
2
2 R2 680Ω(2w)
2
3 R3 330Ω(2w)
2
4 R4 150KΩ(2w)
2
5 R5 2.2kΩ(3W)
2
6 R6 10kΩ(2w)
1
7 R7 1MΩ(2w)
1
8 R8 4.7KΩ(2w)
1
9 R9 270kΩ(2w)
1
10 C1 470μF16V
2
11 C2〜C5 100μ460V
7
12 ET-1 真空管ソケット 9ピン
2
13 D1 KBU608 相当品 1
14 D2〜D3 1N4007 1000v1A相当 2
15 FET 2SK3067 MOS-FET 1
番号
回路図
名称
その他
数量
1 SW-1 電源スイッチ (3A迄) 1
2 CN1 RCAコネクター
2
3 CN2 スピーカー端子 赤、黒各2個
4
4 CN3 電源用コネクター 2ピン
1
5 電源ケーブル
1
6 VR ボリューム 20K〜100KΩ/2連
1
7 つまみ
1
8 F-1 ヒューズホルダー
9 1Aヒューズ +予備1個
2

10

ラグ端子 6ピン

2

11 PL

6V用LEDランプ

2
12 線材 白、橙、黒、青 各1m
4
13 シールド線 1m
1
番号
回路図
名称
その他
数量
29
BOX シャーシー一式
1
30
化粧足
4
31
ネジ類一式
1
32
TUB1 真空管 同等品
1
33
OPT 出力トランス 5kΩ:8Ω(4Ω)2.5w〜
2
34
PT 電源トランス KmB90F(KASUGA)
1
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