9ピンMT管6P1シングル真空管アンプ
12AX7、6P1 Single Amplifie

初段には3極管の12AX7を使い出力管には5極管の6P1を使ったアンプを製作しました。コスト・ダウンを考慮して初段は1本でLRの2チャンネルに使いました。
性能表

最大出力   : 3W(片Ch)
歪率         : 0.34%(最小値)

周波数特性 : 34Hz〜80KHz(±3db)
回路方式  : コンデンサー結合

前段には入手が簡単で増幅率が100の12AX7を選びました。双3極管で2回路入ったMT管で6V、又は12Vで使用します。

中国製で6P1です。6AQ5を探していて同等品との事でしたが入手してみると9ピンタイプのMT管で、互換品では無いようです。小型5極管です6AQ5よりも大きいので見栄えが良いです。気のせいか分かりませんが音は此のほうが良い様に思いました。

後ろから見た写真です。 出力トランスは5Wの物で40mA流す事が可能です。一応、初心者の方の追試を考え、安全の為、B電源を低めに設定しました。
内部配線です。 アースはRCA端子の片側をシャーシーに落として中央付近のラグ端子の片側にアース線を配置して一点アースを心がけています。 改正後に簡単に線材処理しましたが、実際は線材にも磁気が発生するので線材は束ねない方が干渉が少ないので良い様です。・・・とは言っても、部品点数が少ないのでスッキリしています。

MT管の7ピンタイプです。 9ピンも同じ構造です。7ピンは16φ、9ピンは20φの穴を開けピッタリ入りました。

初段と出力段の信号を渡す為のコンデンサーです。 一般的にフイルム・タイプのコンデンサが多く使われていて私も使って有ります。耐圧は2000Vありますが400V程度の物でも十分使えるので、好みで選ぶと良いです。
設計と試作

MT管の6P1が手元に来ましので早速小型真空管アンプを作る事にしました。2段構造の簡単な回路で製作しますが、OPTは5Wタイプでzp=5KΩ40mA小型の物を用意しました。 構想が決まって、シャーシを作り、大まかな部品を取付けた後、12AX7に流す電流を決めて最後に回路図の様な物に仕上げました。チョーク・コイルも省略して、出力トランスの低域補正にNFBを約11dbかけてあります。

音質と評価

小型アンプは軽く扱い易いので配線を始めると完成は早いです。音は以前製作した6BM8等と同じ感じです。出力管の3極管接続の音は聴いていませんが、現在の状態で3Wなので此のまま使う事にしました。
B電源の電圧も通常のアンプより低く、又、電流も少なめなので球を含めて部品の発熱が少ないのが特徴で長時間連続使用しても他のアンプに比べて熱くならないので安心です。

今回ご紹介した真空管アンプが斬新な形になりサムテックより発売になりました。ステンレスを取混ぜた綺麗なシャーシーとプリント基板を使わずに組み立てます。其の為に好きなパーツを取入れたりとグレードUPが容易なのが特徴です。