6SL7、EL34シングルアンプ
5AR4 6SL7GT EL34(6CA7) Line Single Amplifie   2009 ' 11 By S.Suzuki

6SL7/EL34真空管アンプのキットサムテックに有ります。

3極管が好きで沢山のアンプを作って紹介して来ました。入手の難しい球や変わった球ばかりを使っていると追試が出来ないと言われてしまいます。そこで今回は球の入手が簡単で作り易いアンプを計画してみました。簡単なので製作後の調整も有りません。元々EL34は5極管なのですが、此処ではパワーを少し犠牲にして、音質の良い3極管接続としてあります。また、コストを抑える為にチョーク・コイルも省いて設計してみました。

主な特性
歪率    0.45%(最小)
周波数特性 17〜35kHz(−3db)
残留ノイズ 3mV
整流管は一般に知られる5AR4で全波整流管です。
5V1.9A、450V250mAの全波整流管です。
とても有名な6SL7−GTで管内部には3極管が2回路入っています。
6.3V0.3A増幅率70の性能です。
EL34/6CA7です。小型GT管ですが、5極管で100Wのパワーがある優れた球です。今回は3極管接続にし、パワーを犠牲にして高音質なアンプにしました。

小型シンプルにまとめたので狭い感じです。出力管とOPTの高さは同じ位なので正面から見るとバランスは良い様に思います。

製作の構想
部品調達の簡単なシリーズを紹介したいと想います。6SL7とEL34の組合せです。あまりにも一般的の様な気がして今まで製作をしませんでしたが、インターネット・オークションを覗くと此の球が沢山売られています。同じ球でもペアー管が高く売られますが、此処で使う球は高価な物は必要なく一番安い物を集めて作っても立派な物が出来る様にと考えてみました。球は全て手元に有る中国製で製作し、完成後は好みの球に入れ替える事にします。理由は音が「どうのこうの」では無く、試作、開発、一発勝負で作っていく時にセットを裏にしたり、表にしたりと万が一の事を考えての事です。
製作と感想

回路はシンプルに3極管接続にして基本回路図を作りました。後に、モノラル仮の空中配線で試作をして電圧や電流の確認をして設計図と違う場合には最終の抵抗値を決めて図面に書き込みました。当然、2チャンネルにするとB電源の電圧も下がるので初期の設計とは多少のズレが生じます。今回の回路ではチョーク・コイルを省いているのでOPT直前の電解コンデンサは100μを3個並列に使い300μにしました。ボリューム最小時に3mV位のノイズが有りますが、無視できる範囲と想います。NFBを−4dbとして、特性改善もしてあります。現在の帰還用4.7kΩの抵抗を2kΩに変更するとNFB−7dbに成りf特も更に良くなりますので好みに調整してみて下さい。現状でパワーも十分で最大7W(歪率9%時)出ました。調整がないので配線が終わると即、完成です。図面図を最終チェックして確認した場所を蛍光ペン等で塗りつぶしていくと間違いや末結線が発見できます。 音質は真空管アンプ特有の澄んだきれいな音で1日中聴いていても飽きない良い音質だと思います。

感電注意

今回のアンプは高圧部で最大360V近くまで上がりますので追試される場合には感電に十分注意して下さい。 又、アンプ自体が熱くなるので風通しの良い環境と子供等がウッカリ触れる事の無い場所で使用して下さい。

周波数特性表
回路図

回路見直しと斬新な形になりサムテックより発売になりました。 特長はプリント基板に部品をハンダしていくタイプで間違え無く組立てができ、使用時には作った基盤を眺める事ができます。 メンテナッス等は安全に作業をしていただく為、500Vの監視用メーターが付いています。 製品はチョーク・トランスも搭載された仕様になっています。

魅力ある真空管とアンプ・ラジオの最新情報をチェック