音質の良い2A3アンプを作ろう
6BM8 2A3 Single Amplifie
 真空管2A3はサムテックに有ります
 
いよいよ製作に入ります。今回はアルミ板があるので(363x194x2mm)、ケースも自作することにします。全部の部品が載るか確認します。送信管アンプに改造する場合は、インプット・トランスも考慮します。厚めの板で、角が合うように45度を罫書き丁寧に切断します。
アルミの板に合わせ木工用のボンドを、はみ出す位塗り、角をセロテープでゆるまないように止めます。硬い板の上で曲がらないように硬化を待ちます。はみ出したボンドは、濡らしたタオル等で拭き取ってください。ラワン材と違い檜はフシが多いのが、玉に傷!。
アルミの板厚を考慮して、ネジ止め用の柱を6箇所取りつけます。木工用ボンドが硬化するまで、洗濯バサミをちょっと拝借。使い終わったら、そっと返しておく。完成時には、この前後の4箇所に10mm厚のゴム足を付けます。
角を45度落とし紙やすりで仕上げます。好きな色のニスを塗ると、だんだん高級感が出てくる。ニスは光るまで何度も塗るのがコツ。フシが多くてどうなるかと思ったが、それがまた味がある。材木とニスで1500円程度で完成した。
最初の設計時には、当然確認していますが、再度サイズ確認します。シャシー部品図をCADに書き位置を確認します。現在は図面を書くと原寸で印刷できるので、非常に便利になった。以前は、方眼紙に鉛筆で書いていた。
孔開け作業は、根気がいる嫌な作業です。特にトランスのように中を抜くのに、小さな穴を沢山開け、ニッパで切り、金ヤスリで仕上げます。この作業がもっとも時間が掛かります。大きな丸孔も同様に行います。シャーシー・パンチ等が有ると簡単に開きます。
孔加工をすると板が反ってしまいます。真直ぐになるように直して木枠のケースに合わせてみます。木ネジでアルミ板を止めますが、木が割れないように、必ず下孔を開けて下さいネ。ここ迄出来上がると次は早い。
あとスピーカー端子とヒューズと・・・・・。
私の場合は、必要な大きな部品は最初に全部付けてしまいます。放熱用の孔も沢山開けたので、熱対策は、バッチリ・・・かな。このあとは、いよいよ配線作業です。
最初にヒーター、電源関係の配線をします。真空管を挿してヒーターが適性の電圧か確認します。本機の場合は2,4Vなので大丈夫です。真空管の慣らしをします。B電源の配線の前にヒーターの通電を数時間行います。
残りの配線をします。電子部品を扱う店へ行きますと、色分けされた線材があるので、利用すると配線が分かりやすく、綺麗に仕上げることが出来ます。アースは1点アースと言って一ヶ所に決めて、そこへ集中させるとハム、ノイスのトラブルが最小限に押さえられます。

 2A3シングル・アンプ回路図
歪率が、1W1Khzで0.46%でした。
予想していた以上に良い音が出ました。6BM8の5極管部も3極管接続ですので、オール3極管シングル・アンプです。
電源トランスは図面の物とは違う物を使ってあります。
高能率のスピーカーを使っている場合や、ガンガン鳴らさない場合は、これで十分満足のいく物です。
2A3は初心者向けと言う話しをする人がいますが、ウエスタン・エレクトリック等の音とは違う部分で、これの良さも有ると思います。
シングル・コーンのフルレンジ・スピーカーで静かに聞いてみて下さい。別の世界を見つけることが出きると思います。2A3は中国製でも良いですが、RCA(USA)の物が私は好きです。勿論300Bへの変更もすぐ出来ますが、私個人は昔から2A3が好きなので・・・。実は既にこれで6台目です。スピーカーも5CHのマルチ・チャンネルから、だんだん安いフルレンジ・スピーカーへ戻ってきてます。
良い音って何だろうね!。 自分で製作した物が、こんなにも良い音して良いのか・・・・。
 世界の名球2A3を聞き比べる
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