6EM7、811Aシングル・アンプ
6EM7・6EA7
シングル真空管アンプ Single Amplifier 2004'4

前段には6EM7を使いました。
150V(−20V)16mA

今回のアンプの主役の811A送信管の真空管です。

(故)宍戸公一さんのイントラ反転回路での製作です。写真の811AはCCP製ですが、手持ちに中国のゴールデン・ドラゴン製が有るので聞き比べるのが楽しみです。
今回使用したトランスはノグチの物です。シャシー下部にはイントラ反転用のインターステージトランスが入っています。本来は10mAしか流せませんが2次側に逆電流を流して磁気飽和を緩和させて使うので1次側を16mA位まで流して使います。

811Aシングル・アンプ回路図

設計思想
(故)宍戸公一氏の「送信管によるシングルアンプ製作集」にB級動作管811Aと古典管DA30対決の記事があります。 ここでの紹介では、「超々低域の定数が腹中深く浸透したらわたをひっかきまわすエネルギーはDA30アンプでは及ばない」と書いてあります。 これを見たときに、この811AとDA30の球を捜しました。
回路構想
回路構成は初段に手持ちに有った6EM7を使いました。この球は3極の複合管で、宍戸氏が発表した数々のアンプの中で時々登場してます。 今回はケースの面積を考慮て、この球を選びました。その為にオリジナルとは少し違う回路になっています。
気になる音質

音質は送信管特有の低域の抜けの良さ、中域の明るい音は長時間聴いても飽きる事が有りません。 球の発熱は電流を抑えて使用しているので808アンプ等に比べても少ないです。 歪率特性が少し悪いのはこの為と思われます。 本来は100mA流す設計ですので、ここまで電流を流すと1W時に0.5%迄改善されるようです。 低域は小型INTの性能が現れています。 20Hzで−6dbなので特性表を見ると問題が有りますが、実際に出てくる音は全体のバランスも良く澄んだ綺麗な音です。

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