6EW7グリッドチョーク完全対象pp

ロフチンホワイト・プッシュプルアンプ
6EW7
真空管アンプ PushPull Amplifier 2004'7

仲間から頂いた真空管をみていてひらめきました。テレビ用と思いますが6EW7を4本使いプッシュプルアンプの製作です

グリッド・チュークのトランスは位相を反転させるのに便利です。

木枠を作り木工用の接着剤をつけて硬化を待ちます。ご覧のように洗濯バサミは必須です。はみ出した接着剤はぬれたタオルでふき取ります。

Zp5kの出力トランスを使う事に決まり配置を考えましたが整流管が今のシャーシーに入らないので諦めてシリコン・タイオードを使う事にしました。
背面には端子が並びます。 良く考えたら16Ω用スピーカー端子を忘れていました。バランスが悪くなりますが追加しなくてはいけません。
底面はプッシュプル回路にしてはスッキリとまとまりました。

 

今回は仲間の黒木大三様と一緒に製作をしました。
6EW7 プッシュプル・アンプ
グリッドチョークとの組み合わせは初めてで どんな音がするのか楽しみです、 音色はロプチンホワイト回路は 乾燥した透明感の有る音色です、 私はこちらの音色が好きですが! ザンネン**** CR結合回路は、良く出来たPPのアンプと言った感じです。 6V6-GT のPPよりは 軽やかな感じで 私の好みです

 

6EW7 ロフチンホワイトppアンプ回路図
6EW7 コンデンサ結合ppアンプ回路図
設計思想
仲間から沢山の真空管を頂きました。一緒に何か作ろうと言う事になり、色々な球を物色していたところ面白い球を見つけました。数量も4本以上あり相談の結果、小型プッシュプル・アンプを製作する事に決まりました。
回路構想

ロフチンホワイト回路
回路試作時にロフチン・ホワイト回路の試作しました。結果は上々なのでこの回路を全段対称回路にして頭にグリッド・チョークトランスを使ったプッシュプル・アンプを思いつきました。今の試作の状態はシングル・アンプですが出力は1W以上出ていますのでプッシュプルにした場合には2A3シングル位の出力は期待できます。最終回路は上記案内にあります。電流は出力部のプレートに約33mAX4の全部で132mAでした。前段に流れる電流は出力管のカソードの電圧を使う事になり別途の電流は要りません。

私の設計ノウハウ
既にご存知と思いますがロフチン・ホワイトアンプの設計は出力管と前段が直結している為に設計と言うより現物合わせ的に製作したほうが早く完成します。今までの経験で出力管のカソード電圧を高めにする必要がありますので以前製作した開発支援装置の抵抗をMAXの3KΩに合わせて初段のプレートに繋がる抵抗に100KΩ2Wのボリュームを用意して其々のプレートに電流計を付けてヒーターの電源を入れます。100KΩのボリュームを最大値に合わせB電源を260Vにセットして素早く出力管の電流が流れすぎていた場合にはボリュームを回して電流を下げます。下げすぎた場合には今度初段に流れすぎますので両方の電流メーターを見ながら適性電流にあわせます。真空管の資料が有る場合には最大値の70%を目処に合わせます。たとえば規格では出力側は最大で10Wとありますので電流と電圧を掛けた値が7W付近(以下)を目標とする事になります。電圧はプレートとカソード間の電圧です。調整が上手く行かない場合は直ぐに電源を切って抵抗値を変える等に対作をして再度行います。今回はこれでも調整が上手く出来ずに電流が流れすぎました。出力管のカソード抵抗に2KΩを足して5KΩで再トライで上手く調整ができました。よくメールで電流の測り方が分からないと聞かれますが電流は測りたい場所に直列(カットして間に入れる)に接続します。この時に電圧の高い方がプラスになります。つまり電源側がプラスです。自設計の参考に成れば嬉しいのですが初段のカソード抵抗を決めたり、プレート抵抗も管の内部抵抗の何倍にするとか細かく言うと面倒な話で何でも理想値が有ると思います。しかし我々素人はアマチュア精神で適当にトライです・・・。自己満足の世界、大いに結構では有りませんか?。

CR結合回路
CR結合の回路も作りました。ロフチンホワイト回路では資料にあったクラスAを参考にしましたが、仲間の手持ちトランスの容量120mAに合わせて少し電流を抑える為に前段に2mA、出力段に27mAの4回路116mAに成るように作ります。

気になる音質

視聴の結果ロフチンホワイトに決定!!
両方の回路の試作が終わりました。今回は仲間と一緒に製作をはじめましたが私の方が遅れてしまいました。視聴の結果ロフチンホワイト回路の方が良いとこが分かり、私も同じ意見でした。最終回路では出力管のカソードコンデンサを150μに替えてB電源から来る抵抗を外す事にしました。安定化を考えると大丈夫かな?と思いましたが音質には問題ありません。前段と出力段の位相が逆になる為に大きな問題にはならないのだろうと推測します。 最終的に出力管の電流が70mAも流れていましたのでカソード抵抗を5K5Wに変更しました。33mAで予定の35mAに殆んど変らない値になり回路も完成です。特性を測りながら簡単にエージングも済ませテスト用の小型スピーカーを鳴らしてみました。良い音のアンプは、この小さなスピーカーでも直ぐにわかります。傍熱管なのでハムもノイズも全く無い事を確認して、早速メインスピーカーで聞くことにしました。出力は最大で3Wと小出力アンプなので宮沢氏から教えて頂いた銅線(ベル線)を使いました。 上下段が同じ回路構成でプッシュプル回路、しかもロフチン・ホワイトの直結回路で完成したグリッド・チョーク式プッシュプルアンプは大成功で、そこから出てくる音はダンピングの効いた輪郭を感じる本当にさっぱりした感じの聞きやすく綺麗な音で満足のできる物になりました。入力感度が低めなのでボリュームの位置が通常よりも回す位置になりますが3Wで鳴らせるスピーカーでしたら問題ありません。特性は60Khzに盛り上りがありグリッドチュークの特性が出てきている様です。軽くNFBを掛けようと思いましたが視聴の結果が悪くないので此の侭で使う事にしました。また、今回は雑誌等では出てこない新らしい構成のアンプが偶然のキッカケで完成できました。 2A3や300Bの直熱管の構成で作ったら面白いと思いまので機会があれば作ってみようと思います。

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