ラジオ球で有名な6ZP1
6SL7・6ZP1シングル・アンプ

濃密な小出力ミニワット

6SL7,6ZP1 Single Amplifie

以前並3ラジオを製作したときにステレオに接続したら、結構良い音がしたので、本格的に製作することにしました。
トランスは小型の物でエレキットの6BM8用の物を利用しています。 写真はトランス・ケースに入れて高級機の気分・・・。
内部配線の様子です。 あとは、ヒューズを付けて、結束バンドで線材処理をしたら、完成です・・・。アースポイント1点法式で、片chの入力ピンのラグ板の位置にしました。
歴代の国産名出力管で東芝製の6ZP1傍熱5極管です。 ラジオ球で1Wと小出力ですが、当然オーディオ用としても十分対応できます。 
製作コンセプト
以前から気になっていた歴代名出力管6ZP1、RCAの6SL7と手持ちの部品を集めてMT管では味わえない雰囲気がある小型の真空管アンプを製作してみました。
簡単な回路説明
小型ST管6ZP1のシングル・アンプです。 出力が1W(片ch)ですので、能率の良いスピーカで聞くのが前提になります。 この球は以前から気になっていた球で初段にラジオ球の76等を使いたかったのですが、電源トランスの都合で、6SL7にしました。初段の6SL7には約1mA、出力管の6ZP1には16mA位流れます。 自己バイアスの一般的な回路構成です。 B電圧を下げて使うのでチョークトランスは省略して抵抗にしました。 動作点の設定が悪いのか歪が多く、普段はあまり使いませんが、今回はNFBを6dbほど掛けることにしました。 1W時に10%と得に優秀とは言えません。 NFBを掛けないとシンバルの音がブリキを叩いている様な音で駄目です。 直熱管のようなハム音も無く安心して聞くことが出来ます。
評価
NFBのおかげで、歪率特性も改善されました。出力トランスをもっと高級な物を使うことでもっと豊かな低域と音質が向上することは当然のことでしょう。 このアンプは比較的安価に製作が出来るアンプの1台です。 MT管と違い、見た目もチョット古さを感じて良いのではないでしょうか?。 入力トランスは無くてもかまいませんのが、私は試作の段階で良いと感じた場合は付けるようにしています。 高価なUTCより安い物の方が良い場合もありますし、それが組み合わせで悪い場合もあります。 直流を流さないので、特性が良いなら小型の物で十分です。 やはりカットアンドトライの現物合わせが大事です・・・・。 長時間使用していると電源トランスが少し熱くなります。今はラジオ用の手持ちの物を利用していますので、6.3Vの容量が少し足りないのかも知れません。新規製作の場合は二次B電源は40mA 6,3Vは1A以上の物を選ぶと良いでしょう。 初段のカソード側に入っているコンデンサーの容量を1000μとかにすると、低域がもう少し上がると思いますが必要なら試して下さい
視聴
新作のアンプを聞くときには規模に関係なく緊張と期待があるものです。 今回はジャス・ヴァイオリニスト寺島尚子「アンセム」を最初に聞いてみました。 パワー不足は感じません。 いい感じです。バイオリンが綺麗に鳴ります。バイオリンがうたってます。 メロディーが舞っています。 低域の不足感も無く澄んだ音です。9曲目の「そよ風とともに」が好きです。 CDが良かったのか今日もいい音楽、いい音で満足です・・・
特性表
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