WE−708A直熱3極管シングル・アンプ
Western Electrric 717A,708A Single Amplifier
UFO型直熱3極管・真空管アンプ

SHF帯域の増幅、混合用に1942年にWE社が軍用に開発した放射冷却型の面白い形の真空管です。 トップの「ろうそくの炎」の形は排気口で光が漏れて綺麗です。ソケットはUS(8PIN)で代用しました。 4本足はヒーター2本とプレートで底の印刷で分かります。UFOの母体がグリッドです。

一般的な6SL7でも良いのですが、出力管との組み合わせを考慮すると、此処は717A・VT269で5極管ですが、UFO管に合うのはドアノブ管。これしか無いと思いました。 

試作中の風景です。 ロードラインを決める様な資料はありませんが多少の資料が有り比較的早く試作は出来ました。 当初はグリッド、カソードとも0V電位でも良かったですが、最大出力時の歪の最小位置を探しました。 

今回は以前作った205Dアンプを少し改造して作りましたので比較的に早く出来ました。 以前の回路のままヒーター電圧を合わせても鳴りますが、P−K間が規定値をオーバーしますので多少の改造は必要です。
今回の708Aはメタル管のようでもあるし、形は良いのか悪いのか分かりませんが、世の中には妙な形の真空管がある物ものです。 底面の足部からも綺麗に光が漏れるので、ソケットから少し浮かせてあります。
205Dアンプを一部組み替えたので一応完成しましたが、真空管をUFOに塗装して、ケースを基地風にして、トランスをビル風にして・・・・。モット変わったユニークな形のケースにしたい気分です。


UFO型直熱3極管WE708Aシングル・アンプ回路図
WE708A規格
Ef=1.7V If=1.85A Ep=350V Ip=45mA μ=10 プレート損失15W
思い立ったら即、実行

偶然ですが、妙な形の真空管を見つけました。 どうしても音が聞いてみたくなり、作りかけのアンプを中断して試作したら完成しました。 手持ちのアンプも205Dアンプの回路が近いので、205Dに少し休んで頂く事にしました。 ヒーター電圧と一部の部品を交換する必要はあります。 ヒーター電圧は1.7Vなので2.5V端子を整流した回路で1.7Vと無調整でOKでした。下記周波数特性表は出力トランスがタンゴU608での特性ですが参考にして下さい。

視聴結果
出力は片側で2Wあり205Dとあまり変わりませんが音が元気です。初段の717Aは手持ちにWE、TUNG−SOL、RAYTHEONと有りますが、今回はオールWEの球を使ってみました。 音質は以前製作した8025系に似た明快で爽やかな澄んだ音がします。 アナログ・レコードが聞きたい気分になり久しぶりに出して聴いてしまいました。 パワーも私のシステムでは充分ですが、出来れば出力トランスをUTCのSシリースかタンゴのU808の背の低いトランスの方がデザインも音も良いかなと思います。 えっ? WE205Dと、どちらが良いか?・・・・私は元気のいい方が・・・。
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