送信管ギター用アンプ(ミキサー付き)
RCA815 真空管アンプ

12AX7,6SL7,815 Push-Pull Amplifier

送信管の815を使ったアンプを製作しました。真空管は随分前に購入した物で、調べてみた所1個がヒーターとカソードが繋がっていました。 ちょっとした振動でタッチするので不良品でした。 そこで残りの1本を活かすためにモノラルアンプのギター用アンプを製作する事にしました。 私は指に障害があって普通のエレキギターは弾けなく成ってしまいましたが、リハビリにエレキのベースを時々演奏しています。勿論、ギターの他に電子ドラム等の楽器用に使用ができる物です。又、CDプレーヤやipod等の外部音源も繋がる用にline Inputを設けて、簡単なミキサーを構築してみました。カラオケをバックに一緒に演奏が楽しめます。ギターアンプに送信管を使ったアンプは丈夫で長持ち、ハイパワーなアンプで音も良く大満足です。

初段には小型GT管6GL7を使いました。3極管が2個入った複合管で、6SN7や6EM7等と似た感じの物です。 写真は中国製の球ですが、最終的に出力管に合わせ同じRCA製に交換しました。

出当初は6AQ8を使いましたが、増幅率が低かったので12AX7にしました。ノイズ対策にヒーターはDC仕様にして20000μFのコンデンサでバッチリ6.3Vを確保しました。 この球も現在は東芝製の12AT7にして音質の違いを聴き比べ楽しんでいます。

RCAの815送信管です。4極管でカソードが共通の物です。随分前になりますが、インターネットオークションで購入したものでが、なんと1本が不良品で、カソードとヒーターが振動であたる様で、指でコンコンと触ると振動でフューズが飛びました。

シャーシーは手元に有ったアルミの箱で、年期のの入った物を利用しました。 この古臭い感じが又、何とも言えず・・・。塗装を辞めて、このまま加工をしちゃいました。

後方から見るとトランスが大きく見えますが、左手前に見えるのがスピーカー端子です。つまり、全体は小さくコンパクトなアンプなんです

裏面です。モノラルアンプは空間が多く製作は簡単です。休みの朝、ふと思いついて図面を書き、シャーシ加工と部品付け、簡単な配線迄は1日で終わりました。 その後はカット&トライで何とか気に入った物に仕上がりました。

ギターアンプ部の回路
ギターの事には詳しく有りません。歪を利用する物では無く単純な増幅回路を作りました。増幅率の高い12AX7を使って有ります。 ノイズ対策で6SL7と12AX7はDC点火としました。

ミキサー回路
真空管12AX7の中には2回路あるので、1回路はギターの信号増幅用、あと1回路はライン入力用としました。 RCAのピンコードを挿入可能としました。 回路は増幅を行なわないグリッドから信号を取り出しています。信号をミックスする回路を考えましたが、簡単な方法を思いつきました。 回路図のように2連式ボリュームを使うことで、片側のボリュームを下げても反対側に影響が無い回路です。

パワーアンプの回路
送信管815のモノラルアンプの構成なので、電源トランスは小型の物を使って有ります。 今回はギター用として作りましたが、12AX7を外す事で一般のオーディオ用としても十分な性能があります。 特に低域が良く伸びて3hzの超低域も信号として出てきます。高域も44Khzで−3dbで文句の付けようがありません。 ボリューム最小時のノイズは0.3mVと一桁上のスペックを持っていて、スピーカに耳をあてても何も聞こえない静けさです.。 出力は15Wあり、十分なパワーは余裕を感じます。 歪率特性も此れが又優秀で、普段使用する1W時で0.15%でした。 入力感度は1V時に約10Wです。 OPTは手元に有った正体不明の物を使ったので本当は底知れない物があるかも知れません。 初段に6SL7を使った為に増幅率にも余裕があったのでNFBを6.5db程掛けて有ります。 最終図面はPDFを参考にして下さい。 

視聴の感想
今更なんですが電源トランスを見ると5V端子が空いているのが解りました。 整流管仕様にしたかった・・・5AR4も入れて置くべきでした。 製作後3時間程エージングをして異常の無い事を確認して、早速ですが、音を聴いてみました。 普段スピーカを1個で音楽を聴くことが無いので、単純に比べる事は出来ませんが、十分の音質だと思います。 早速、目的のベース・ギターを鳴らしてみました。 このアンプは今迄使っていたメーカー製のベース用アンプと比べても
随分良い音に感じます。 重低音が出るのと、何と言っても、弦の音が澄んで聞こえます・・・。 まいったな、スピーカも作りたく成ってきました。

送信管815 ギター、ミキサー、パワーアンプ 回路図(PDF)
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