送信管826シングル・アンプ
76,6CA7,826 Single Amplifier

形に特徴が有り電球の様に眩しく光る送信管の826ですが、計画はしたものの試作してみると思った以上に使い難く(故)宍戸式イントラ反転での成功例が有るので追試を考えていました。所が不慮の事故300Bシングル・アンプの球を割ってしまいました。このアンプに組込みINTを使わない方法で音も一段と飛躍して生まれ変わりました。周波数特性も良く何より目が覚めるような済んだ綺麗な音は心の洗濯になります。

性能表

最大出力   :8W(片ch)
歪率     :1%(1W時)
残留ノイズ  :0.8mV
周波数特性 :18Hz〜120KHz(±3db)
総重量     :約23kg
回路方式  :コンデンサ結合、終段ダイレクトカップル
寸法       :450(W)x330(D)x200(H)mm

検波増幅用3極管の76でラジオ球です。56のヒーター違いで元々は27から37、そして56に進化した球だそうです。私はナス管227メッシュも持っていますが増幅率は大きくはありませんが音やドライブ能力の点が評価され多くのオーディオファンに支持され愛用されています。

オーディオ球でお馴染の6CA7です。私が初めて市販品のキットを買った時に使った物なので30年位前に音を聴いています。その当時はプッシュプルアンプでしたが音の印象までは覚えていませんが中央の小さな窓に青い光が漏れて綺麗だった記憶しか残っていません。

ストックしてあった826が粗悪品を買ってしまったらしく一個がヒーター電流が通常の半分しか流れません。数年前の当時専門店で買った物と思いますが何処で買ったか忘れてしまいました。仕方なく買い換えました。
背面の写真です。B電源のコンデンサはフイルム系を多用しました。トランス系はタムラを使ってあります。信号を繋ぐコンデンサはウェスタンエレクトリックと凝ってみました。
ケースは市販品を使用してあります。両サイドの木目が気に入ってストックしてあった物です。材料はアルミですが細かなパーツを組み合わせて完成すると丈夫なケースが出来上がります。
上手に写真撮れませんでしたが実際には電球の様に明るく光ります。この出力管を眺めているだてでもマニアにはたまりません。
回路構想

このアンプは元々ウエスタンエレクトリックのWE-300Bを付けていたアンプの改造版です。球自体が壊れたのでは無く私が割ってしまいました。部屋の蛍光灯のスイッチの紐を長くしてあり、紐の先には適度なおもりが付いています。既にお分かりでしょうか? 一寸手が滑った瞬間大きく揺れてしまい、そのおもりが大切な真空管に直撃して割れてしまったのです。 その後蛍光灯はリモコン付きの照明器具に交換しました。既にWE300Bは別のアンプを製作して所有しているので再度購入して使う必要も無いと思い電源トランスを確認して別の球で改造ができないか検討していました。 一般的なオーディオ球では面白く有りませんので手持ちの送信管で使えそうな物を選んだのが此の826です。

配線作業

整流管を出た所のコンデンサはフイルムを使って有ります。電源トランスと出力トランスは同じ形の物で統一してあるので重たいアンプに成ってますがタムラの高級品です。前段と出力段のB電源は回路図には書いて有りませんが実際は2個に分離してありお互いの影響を受けない様にして高音質を狙っています。

気になる音質
完成した時間は深夜の遅い時間でしたので特性を確認して視聴は明日です。昨夜カーテンを閉め忘れ太陽の光が眩しくて目が覚めました。久しぶりに良い天気で爽快です。カーテン、窓を開け空気を入れ替え音の確認を行いました。 気分に合わせて乗りの良いポールモーリアのCDを出して聴きました。心地良い音で1枚を聴き終わり次に人の声を確認します。サイモンとガーファンクルの古いCDを聞いて見ます。大きなOPTの効果も有り低域も十分です。綺麗な透き通った音は300B等とは違い送信管独特の力強さを感じます。ドライバー管が頑張っていますのでINTトランスが無くても十分実用になります。むしろ直結回路なので音は「更に良いのでは?」と思います。
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