STC4102D、STC4101D、DA100 シングル・アンプ
RZ1-150,Z2b,STC4102D,STC4101D,DA100(CV1219)
Single Amplifier
2005'9

U19 半波整流管です。
4V3,3A 2,5KV1,5A

Z2b 両波整流管。
R・F・T 4V1,6A 400mA*2100mA

前段にはSTCの4102Dを使いました。
直熱3極管。2,1V1A 180V7,5mA
前段にはSTCの4101Dを使いました。
直熱3極管。4.5V1A
出力管にはDA100を使いました。
大型直熱3極管。6V2.7A 1250V100W

ヒーターが弱いと聞きましたのでDC点火回路には直列に抵抗を入れて突入電流の緩和を行い6Vで点灯しています。

大きなアンプが完成しました。 DA100は大型真空管ですが他のトランス類も大きいので全体が小さく見えますが私のレコード・プレーヤー位のサイズですから、かなり大きいです。

初段の球をVT1に変えて見ました。
背面の写真です。
円柱の大きなコンデンサです。今回のアンプのB電源は出来る限り電解コンデンサの使用を避けました。また、初段の丸球のカソードにはWEの板抵抗を使う為ハムバランサーを使えないのでDC−DCコンバーターを其々4個使いました。

回路構想

私のオーディオ装置のスピーカーは主にアルテックのA7を使って聴いています。最近、居間を改築して大きな部屋になりました。家内が「此処にスピーカーを置いても良いよ!」と言うので早速私の部屋から移動しました。 そこで以前から欲しかったタンノイのオートグラフを購入しました。 ご存知と思いますが同軸の2ウエイのスピーカーです。能率の良さそうなスピーカーです。私はこのタンノイのスピーカーに合わせて何かアンプを作ろうと決め今回のDA100シングル・アンプの製作をする事にしました。 回路は音質を考えてINT・トランスは使いたいと思いトライオードのINTを使う事にしました。 初段はナス管も考えましたが丸球好きの私としては形が優先です。過去WEの球は沢山使ったので今回はSTC製の丸球で統一しました。何れも入手難な球ですから、多くの仲間の応援がないと揃いません。 私は全て新品未使用の性能の揃った球を集める事が出来ました。

製作と調整

初段の球のカソード側にWEの板抵抗を使いたかったので電源にはDC−DCコンバータを使いました。その為にカソードにはハムバランサーが有りません。今回の調整箇所はDA100出力管のハムバランサーのみです。 最初に中央の意値に合わせてスピーカーから出るノイズが最小になる様に合わせます。

視聴結果
ダミー抵抗を付けて2時間程エージングしましたが発熱も少なく調子が良さそうなので早速音楽を聴く事にしました。最初は念の為にテスト用の小型スピーカーで聴いて見ました。出力は充分有るので音にも余裕を感じます。 低域の音に迫力が有ります。 高域も良い感じです。 メインスピーカーのタンノイ・オートグラフでの感想は勿論最高です。。
今回使用した部品
今回製作した真空管はSTCの丸球も出力管も入手が困難な球ですが何とか調達できました。全て新品の良品です。 電源トランスは500Wクラスで特注しました。 他のトランスはフェランティーやタムラ、トライオードの物を使いました。 コンデンサも電解コンデンサを極力少なく集めました。 WEの角型コンデンサも使って有ります。
回路変更

音質は良いと思いますが周波数特性が気になります。 少しNFBを掛けてみました。5dbほどで特性は随分と良くなります。 だたしハムが少し聞こえます。STC4012Dに流れている電流が低めなので、これが原因か?と思い調整しても改善されませんでした。シールドするとハムが止まることに気がつきました。そこで別の球を捜しました。WEのVT1です。 ヒーター電圧調整用に抵抗を入れてあるため2.1Vと少し低めに成りますが、其のまま交換しても大丈夫です。ハムはすっかり消えました。最終的にはNFBも外して初期の設計のままで優秀なアンプに仕上がりました。 当初シャーシー設計時点では熱の対策を考えましたが部品点数も多くギッシリ詰まったイメージに成ってしまいましたが、何時間使用しても抵抗板やトランスが普通に触れる位の温度で全体の熱発が少ない事を報告します。


 

 
注意

このアンプは高電圧で製作には危険を伴います。

製作する場合は自己の責任で感電に注意して下さい。

 

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