MOS-FET
A級DCアンプ

無線と実験 MJ 1996年 6月号の窪田登司氏設計の「MOS-FET A級6Wパワーアンプ」を製作しました。全段上下対称型のプッシュプル回路です。バッテリー駆動で無色透明なフラット感がある「高域の澄んだクセの無い素直な音サウンド」で1W時の歪率が0.003%、4W時0.01%、5W時に1%。周波数特製10〜300KHz(−2db)と真空管アンプに比べて桁違いに優秀です。 FETは3極管真空管アンプの音に近いと言われています。
一度はFETのアンプを作りたいと思ってましたが、MOS−FETが揃いましたので、作ってみました。FET以外は殆ど手持ちの部品で間に合いました。
ヒートシンクは以前壊れてしまったラックスのTrアンプから外した物です。電源トランスは良い物が沢山出まわっていますので、格好の良い物を選びましょう。
プリント基板である程度作ってしまえば簡単に製作できます。但し真空管と違って配線を間違えるとトランジスタは忍耐力が弱いので簡単に亡くなるので注意して下さい。

今回はバッテリー駆動ではなく、電源トランスで製作しました。構成はモノラル・アンプを1個のケースに2台入れて作りました。12Vのトランスですので、整流後は約16Vになりましたが、そのまま使いました。手持ちのヒートシンクが小さめなので、温度が上がり安全の為にファンを付けました。温度センサーを付けて70度になると回り出すようになっています。
肝心の音ですが、澄んだ綺麗な音なんですがどうもパットしません。音が悪いのでは無いのですが、ダンピングが効いていて私の好みではない音色です。NFB回路の定数を変えても改善されませんでした。 やはり真空管アンプとは違うのでしょう。 製作は基板で有る程度作って配線しますので結構簡単に作ることができます。 FETの部品は入手が困難ですが、KとJの特性の有った物を選ぶことになりますが、とりあえず製作するのでしたら比較的に安価で手頃なアンプといえます。 電源はブリッジで整流した後に6800μのコンデンサを入れましたが、ハムは気になりませんでした。むしろ電源トランスの「うなり」の方が気になりました。
真空管アンプと違い電源を入れても顔色1つ変わらず音がでるのは良いのですが、、適当に作ったアンプだったので外見が面白くは有りません。 経験が有れば放熱器の大きさや熱を考えて製作するのでしょうが、経験不足でした。
私は、管球アンプに魅せられてしまいましたが、 真空管では出せない半導体特有の音が有るのでしょう。
ただ、私はトランジスタ式アンプが世の中に出てきた頃、真空管アンプを売り、ローンまで組み購入したマランツの音がイマイチで泣き泣き2年も使っていた事を思い出しました・・・。 その後、売却しましたが、購入された方は凄く喜んでましたので、音の好みは色々あるものだな〜と思います。

FETアンプは手軽に作れて良いのですが、市販されているのが少なく、入手が難しい所が難点です・・・。

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