大型送信管FU/813 シングル真空管アンプ
6GL7, FU13/813 Single Amplifier

真空管葉」サムテックに有ります

大型送信管のUF13/813を使ったアンプを製作しました。放送設備等に使われた信頼度の高い真空管なのでオーディオ用に作られた物では有りませんが少し高めの電圧と電流によってシングルで50W以上のハイ・パワーなアンプになりました。出力トランスは高音質なファインメット・コアのトランスを使いました。6%歪で50Wの大パワーが有ります。前回試作で製作したFU33・833Aアンプを改造しました。その為B電源は送信管としては低めの500Vでトランス結合しています。 この球はビーム管ですが直熱管なのでカソード板は有りません。前作833Aの直熱3極管アンプよりも音が良い感じがします。

性能表

最大出力   : 50W(歪率 6%時)
周波数特性 : 15〜75khz(±3db)
回路方式  : トランス結合,NFB 5.5db

初段には小型GT管6GL7を使いました。3極管が2個入った複合管で、6EM7等と似た感じの物です。

出力管はFU13/813送信管を使いました。直熱タイプの4極ビーム管です。ヒーターは10V5Aで50Wの電力が必要です。

アンプケースには3Aのスイッチがありますが、容量が不安なので10Aのリレーを使い接点容量を増やして有ります。500Vの電圧監視もできます。

シャーシーは電流計付きのサムテック製を使って有ります。現在針はは100mA当りを指しています。

前段回路の作成
可能で有ればシンプルにしたい所ですが、初段には十分な出力を出す為に1個のアンプが出来る位の立派な物をつくりました。この部分だけでも1〜2W低度のアンプとして十分通用します。2段の3極間を直結(ロフチン・ホワイト)回路にしたのも特徴でしょう。電流もタップリ流し定格10Wの80%の約8Wで使いました。トランスは1:0.4で60mA流せる物を選び最大定格の80%の46mAに設定しました。

出力回路の作成
この球を4本購入して最終的に特性の近い2本を使いました。早速ヒーターを灯し電流の流れ方を調べましたが一般の5極管と大きく変わらない事が分かりました。前回の833Aと同じ電圧500Vでカソード抵抗無しで150mA位流れます。 100〜120mAにする為にカソード抵抗を入れました。50Ω程度です。左右2本の電流値は100Ω3Wの可変抵抗で合わせる事にしました。 一応、3極管では無いので軽く5.5db程NFBを架けました。

視聴の感想
私が所有しているスピーカは全て高能率なので本来は大出力のアンプは必要が無い訳ですが、、実際使ってみると50Wの余裕のあ音は何かが違います。 回路は一般のトランス結合アンプで特性を測ってみると若干のハイ上がり気味な気がしますが回路補正はしていません。しかし、
良い音します。 前回作の833Aとどちらが良いかは好みも有りますが、温度上昇も割りと少なく、扱い易いのは間違いありません。 まだ、エージング不足なので今後が楽しみなアンプです。

特性表
FU13/813 真空管アンプ 回路図
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