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製作構想と仮組み
今回は高電圧を扱うのをやめました。球の頭にある電極の黒い部分が実は金属に塗装してあるだけなので、不用意に触れてしまうと感電する可能性が有るからです。実は試しに1000V迄上げる事でグリッド電圧0Vでも80mA位流れるので丁度良い感じでは有ります。トランスは余裕の500Wタイプを用意しました。トランスは最大160mA迄流すことが出来ます。実際に仮組みをしていきました。回路は前段と出力段とは完全に分離して考えます。 仮組の時、球の発熱が凄いので強制空冷しました。
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前段回路の作成
可能で有ればシンプルにしたい所です出力管を十分に生かせる為に1個のアンプが出来る位の立派な物をつくりました。この部分だけでも1〜2W低度のアンプとして十分通用します。2段の3極間を直結(ロフチン・ホワイト)回路にしたのも特徴でしょう。電流もタップリ流し定格10Wの80%の約8Wで使いました。イントラ反転用のトランスは1:0.4で60mA流せる物を選びました。此処でも最大定格の80%の46mAに設定しましたが、本当は出力管のグリッド電流に大体合わせた20mA位の方がモット良いのかも知れません。ただ、このグリッド電流は固定では無いので私は1次側が2次側の影響を受けない様に安定を狙いました。
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出力回路の作成
この大きな球を見たときに「アンプに成らないかな〜」でした。 4本入手出来たので特性の近い2本を使いました。早速ヒーターを灯し電流の流れ方を調べましたがグリッド電流も予想以上に流れます。グリッド電圧0Vでも実際には良い感じでした。プレート500V時には50mA位流れるのを確認しました。 このままでは出力が少ないのでグリッドにプラス電位を入れて電流を上げて見まし160mAも流すとトランスの関係で低域が極端に落ちていきます。結果120mA時が20HZ(−3db)ギリギリでした。 電流は少ない方が周波数特性は良さそうです。20.3V時に120mAだったので0〜20V位の範囲で使える球と見当が付きます。 どの部分でも澄んだ綺麗な音には変わりませんが、繊細さや躍動感は変わって来るので後で決めれば良いと思います。 と同時に歪率も変わって来ますが、特性を重視しても音が良くなる事が無いので余り気にする事は有りません。 この辺はシーソーの様で何かを良くすると何処かが悪くなる・・・と言った感じです。 |
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視聴の感想
私が所有しているスピーカは全て高能率なので本来は大出力のアンプは必要が無い訳ですが、実際使ってみると余裕のある真空管シングル・アンプはとにかく音が違います。 通常のアンプと同じような周波数特性なのに何故この低音が出るのか不思議で、別世界の音がします。 大パワーなのに残留ノイズも1mV以下なので普通の状態ではスピーカーから何も聞こえません。CDをスタートすると突然音が出てきて、「あ、電気が入っていた?」 と思う位です。 今回組み上げたアンプは最も音に影響の有るファインメット・コアの出力トランスを中心に特性を含め良いアンプに仕上がりました。 カソードNFBは構造上無理なので断念してオーバーオールのNFBは5.5dbとしました。 周波数特性等に拘らない場合はNFB用の抵抗を外しNON−NFBの音も確認してみるのも良いと思います。 私は電源回路を除いて抵抗は1本でも少ない方が気分的に好きなのでNFBは外し、今は3極管の音を楽しんでいます。
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特性表
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| FU33/833A
真空管アンプ 回路図 |
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