EC52、GU50シングル・アンプ
Mullard ECC52
Ulyanovsk GU50

5C9S
シングル真空管アンプ Single Amplifier 2004'4

5C9S/5Z9S両派整流管です。取っ手付き出力管を見つけた時には同じ形の整流管も有るとは思いませんでしたが偶然見つけました。
5V 3A 500V205mA 全波整流管

前段にはマラードのEC52を使いました。9ピンの専用ソケットB9Gタイトが必要なので、セットでの購入をしました。INTを使う場合は10KΩ位の物が必要です。μ=60

今回のアンプの主役の真空管です。 GU-50 Ulyanovsk ドイツ航空機用軍用管(小型送信管)
LS50同等 12.6V 0.85A

掲示板でお馴染みのひま人様のHP「ひま人の館」で面白い球を拝見して探していましたが、入手する機会がありました。
今回使用したトランスは全て東栄変成器の物です。OPTはタンゴの808同等品との事なので結果が楽しみです。

配線写真です。回路が簡単なのでシンプルです。1点アースは何時もの様に入力端子(R側)として黒の線材が集中しているのが良くわかります。この方法でノイズやハムは全くありません。


GU50シングル・アンプ回路図
シャーシーの穴あけ加工用図面

設計思想

私の好みからすると3極管の直熱管を作りたい所ですが、この形を見た時には直ぐに製作を考えました。Telefunken RD12TFも同時期に購入出来ましたがソケットが有りませんので今回はGU50を使う事としました。普段見かけない球で作る事は本当に楽しいです。

回路構想
回路は簡単で失敗の少ない一般的なCR接合回路を使う事にしました。 トランス関係はオール東栄変成器の製品で統一しました。特にOPTはタンゴのU808を模して作った様で同等の物が安価で購入できます。前段のEC52は本来20mA位流せますが今回は2.5mAとしました。出力管は3極管接続として使いNON−NFBにしました。
気になる音質
特性結果は下記にあります。出力は10%歪で約6W出て充分実用域なアンプに仕上がりました。 ヒーターはAC点火方式ですが、ハムやノイズは有りません。周波数特性は14Hz〜85KHz(−3db)と優秀な特性でした。気になる音質ですが、特性表の感じよりも低域が強い感じをうけました。出力トランスの余裕を感じます。最初の曲の選択が何時もと違う為でしょうか?。次に何時も好きで聞いているバイオリニスト寺井尚子アンセムを聞きましたが良い感じです。澄んだ綺麗な音を聞かせてくれます。またハッキリとはしませんが、前段のEC52が以外と良い印象を受けましたので次回製作予定の2A3シングルにまた使ってみようと思います。 真空管を指でコンコンと軽く叩くとマイクロフォニックノイズが少しありますがどちらの球か判断できません。おそらく戦争の為に作られたと思われる真空管。音楽に利用すると穏やかな良い音が出ます・・・不思議な気分ですね!。
資料

型番

ヒータ電圧

ヒータ電流

Pi(mA)

Ep(V)

 

5C9S/5Z9S

5

3

205

500

 

型番

ヒータ電圧

ヒータ電流

P(mA)

Ep(V)

増幅率

内部抵抗

EC52

6.3

0.43

10

250

60

920Ω

型番

ヒータ電圧

ヒータ電流

P(mA)

Ep(V)

(W)

内部抵抗

GU50

12.6

0.7

120

1000

40

5k

魅力ある真空管とアンプ・ラジオの最新情報をチェック