日本一高い山、富士山に登ろう!

初めての世界遺産富士登山  2003年 9月11〜12日

富士山頂の御来光 (朝5時20分頃)
何時だったのだろうか・・・。 話の中で突然登山の話になり、初心者の私(46歳)も「連れて行って!」と頼みました。 他の3人は富士山では無いが山登りに関して言えば経験豊富のベテランです。 何ヶ月か過ぎた頃富士山に行くと聞き胸をときめかせました。 初心者といっても実は登山の経験は小学校か中学校の頃の記憶が少しあるのみで道具等なにも有りませんでした。 冗談半分の話なので今期は無いと思っていましたが、9月14日(日曜日)で山小屋が閉まると言う事で急遽9月11日(木曜日)に出発することが決定となりました。 今回共に苦労して登山の楽しさを分かち合った仲間です。 左から二階堂、鈴木、川田、那佐の4人メンバー

登山と言っても経験が無いので体力が心配でしたが仲間が言うには、私のゴルフの時の山や谷を駆け回っているような体力が有れば大丈夫と聞き安心していました。 たしかにゴルフは下手なので、人一倍かけ回りますが・・・。でも、実際には全然違いました。 話のレベルが何倍も違います。 空気が薄いし、足が動かないのですから。

表題にもあるように、初めての経験なので正確な情報は伝えきれません。 あくまでも今回の私達の登山ですので、いろいろな方のホームページも参考にして、約に立てて頂ければ幸いです。

登山用品の準備
腰ベルト付きのザックは重みの半分を腰に任せられるのでお勧めです。 少しでも軽い物が有利です。
登山靴は厚手の靴下を履いて紐を縛った時につま先がすく位の大きめの物を選ぶのがコツで運動靴では下山時に「つま先」に血豆ができてしまいます。

軍手は岩場等で、マスクは下りの砂利道で必要で、マウンテン・ステッキは往復ともに欠かせませんでした。

御来光を見る為に山小屋を早朝3時半ごろの暗い中出かける為に懐中電灯が必要です。私はヘッドベルトを付けました。

最低50〜60枚は撮れるデジタル・カメラと予備のバッテリーです。
服装は普段はいているズボンとTシャツと専用の下着を用意しました。 朝晩の寒い時はシャツを1枚着ました。さらに寒い時は雨具を利用します。

あと2日でシーズンオフになると言うことで念の為の雪対策にアイゼンを持って行きましたが天気が良く不要でした。

手や顔などを拭いたりするのにポケットティッシュー、ウエットティッシューが必要です。

初心者の私には携帯酸素は必須でした。1本持って行ったので助かった・・・。本八合目でも1本購入しました。
チョコレートは1時間に1口位食べるようにしました。飴も良いようですが私は普段食べないので辞めました。
水350mlを2本(片道)に必要で休憩の時に必ず一口飲みました。 帰りの分は山小屋で調達します。 靴ずれや筋肉疲労に準備して持って行きましたが、怪我も無く使いませんでした。
荷物は1gでも軽い方が有利で、帰りの水などは多少値段が高くても山小屋で買える物は現地調達が初心者には良いと言うことを痛感しました。(山小屋は事前予約ですので確認の必要があります)

 

辛いけれど、楽しかった富士登山
朝7時ごろ家を出ました。 高速道路からまだ小さな富士山が綺麗に見えます。 どうやら天気も良さそうです。 9時ごろ仲間と合流して富士スバルラインに入り一揆に5合目まで行くことが出来ます。
富士山5合目駐車場が見えて来ました。 連休などのピーク時にはこの1.5Km手前の駐車場(道)まで一杯になるそうです。 今日は平日のシーズンが終わろうとしている時なので終点まで行くことができました。
標高2305m5合目。駐車場に車を止めて上がって着ました。 10時ごろです。 ここで早めの昼食を取り高山病対策に1時間ほど体を慣らします。 気温が上がってきたのか霧(雲)が上昇気流に乗って上がってきました。 今日は残暑が厳しく外気温が18度もあり暖かいです。 11時を過ぎた頃にいよいよ出発です。
富士5合目の広場から歩き始めるスタート地点です。 ここからいよいよ登山が始りますが、この時点ではまだ心うきうきで期待が大きく、後で大変な事は知る予知も無かった!。 
5合目を出発して15分位は何故か少し下り坂が続いた。 出だしは森林浴風で気持ちが良かったが、森林はこの後は無かった。 ここからが本当の登山の始まりです。
標高がまだ低いので緑があります。 私はこの頃、軽い高山病になり頭痛がひどく、汗がサウナにいるように出て既に苦しくなってきました。 仲間のすすめで携帯酸素をいち早く使いました。 10回位酸素を吸ったところで頭痛が治ってきました。 まだ15分程歩いただけなのに早速休憩で、すでにリタイヤ寸前でした。 体も熱いのでシャツ1枚になり続行です。 6合目をクリアした時は楽勝ムードでしたが良く見ると5合目と標高差が少ないようで、大変なのはこの後です。
標高2700m7合目の「花小屋」に到着です。 この頃はまだ元気が少し有るものの、この登山に参加した事を後悔して・・・、 自分の精神力の低さには参った!。 登山を始めて1時間位で体が少しなじんで来たのか始めの頃の辛さがなくなり、次は筋肉痛が始まりました。
少し標高が上がると、仲間も携帯酸素を使うようになりました。 この携帯酸素は2〜3回使っても効果絶大です。 1本で約60回使えますので、私は休憩のとき毎回使いました。
所々の途中に石段が有りますが高さがある為に歩きにいので、高低差の少ない場所を探して上がります。
先頭を登る仲間は日ごろ体を鍛えているスポーツマンで平気な顔をしている。 写真を撮ると言われても既に笑顔が出ませんでした。
途中の山小屋を出たら岩場がでてきました。 転び落ちないように登っています。 登っていると気が付かないですが下を見ると凄い場所を登っています。 下山コースは違う道なので安心です。
かなりの急斜面です。 丈夫なチエーンが張ってありますので、つかまりながら上っていきます。 登山靴は滑らないので足元は安心でした。 この状態になると「よじ登る」感じです。
標高3000m8合目手前の山小屋「東洋館」です。 飲み物や食料、携帯酸素等がありました。 バナナも売っていましたよ!。 思わずいただきました。 見上げると本八合目の看板は見えますがまだまだ遠い。 
標高3400m本8合目。夜7時ごろの夕食が済んだころ月が出てきました。 写真では白く写っていますが、もっとオレンジ色でした。 雲海の隙間から下界の夜景も見えました。 明日は早朝3時に起きて頂上へ向かう為19時には横になりました。 夜中目が覚めると周りでは「いびき」の合唱です。 おそらく私も参加して大合唱です。
頂上の数十m手前で御来光になってしまいましたが、ほぼ頂上で御来光も体験できました。 早朝登山は一番つらく感じました。 5分休憩しても10m上がれば辛くなります。 自分1人なら辞めたい位です。 仲間はありがたい物で合わせてくれます。 辛いのは皆同じで顔を見ればわかります。 「時間かかっても頂上まで行こう!」の一言で奮起しますが、靴半分位しか足が動きません。 自分の精神力との戦いでもあります。 この時の気温は4度でした。
急斜面の岩場を登って来ると、頂上の直ぐ手前に頂上の到着を知らせるように出迎えがあります。 思わず写真を撮ります。 あと僅かで頂上です。 
山頂に到着しました。 本8合目から約1時間40分で5合目からは、合計で約7時間で頂上へ来ることが出来、ようやく富士山を制覇しました。たとえ半歩でも歩いてさえいれば必ず目的地に到着します。天候等の障害が無い場合は、なんとか頑張りましょう。
富士山の大きな火口も見えます。 私のカメラのノーマルレンズでは一部しか写りませんでした。 この時期の頂上ではトイレが無いので昨夜とまった山小屋へ戻り朝食を食べました。 火口を見たときには、ようやく達成感みたいな物を感じました。
昨夜泊まった本8合目トモエ館(1泊2食付7700円)に戻ってきました。 預けてあった荷物をまとめて下山準備を済ませ、朝食の弁当を食べました。7時30分に下山を始めました。気温が6度でした。
下山の道は同じような砂利道が延々に続きます。 最高の天気に恵まれましたが、ここへ2度来る事があるだろうか?。 次回きたとしても、この景色より良いことがあるのだろうか?と写真のように崖っぷちに立って綺麗な雲海を時間を忘れて見ました。
下山ルートの所々に看板があります。 頂上で仲間と本8合目に戻る際に下山ルートと登った道を下るのと時間比較しましたが、下山ルートの方が遥かに早く下れます。 
雲海をバックに記念写真。 外気温度が上がってきました。 標高が3000m以上なのに、このときは16度ありました。 別のグループの方で運動靴で来ている人がいましたが辛そうでした。 履き慣れた靴でも運動靴では駄目です。 捻挫しやすいのと、約3時間延々に下るので、つま先に全体重がかかり足が持たないのです。 私は1ヶ月前に専門店で指導の元購入して普段から履いていた為に何のトラブルも有りませんでした。
若い連中は、小走りで下って行く人もいます。 私たちは上りと同じに15〜30分に1回ほど休憩しながら降りました。 下山コースは面白い物は有りませんので景色を楽しみながら降りるのが一番です。
下山コースは砂利道が多く斜度もキツイので時々転びそうになりますので、軍手、ステッッキが必要です。 また砂ほこりも多くマスクがあると良いです。
下山道を下っていると下からキャタピラーのブルがゆっくり上がってきました。 上の山小屋に物資を運んでいます。 山小屋はあと2日で今期は終わりですが、工事は雪が降るまで行われるのでしょう。
トイレもシーズン・オフの為か閉まっていましたが、山小屋では一回100円で利用できます。 私は行き帰り共にトイレの必要はありませんでした。 全部汗になったのでしょうか?。 
既に冬の準備に入っていた山小屋も・・・。 風が強い為に屋根には大きな石が沢山のせて有りました。 この辺りまで降りて来ると霧が有ります。 上で見た雲海の中に入ってきました。 外気音も18度になってます。 下から吹き上げて来る霧まじりの風が熱い体には心地良く感じます。
午前11時ごろ丸1日、24時間の登山でしたが無事に帰ってきました。 最後の記念写真を撮りました。 皆に大きな迷惑を掛けずに済んで良かったと思ったのは私だけだろうか・・・。
この精神力が有れば、ここ数年頑張れるゾ!。と思いながらも、仲間と助け合いながら頑張らないと駄目なんだ!と、何かに通じる物を発見でき、良い仲間との富士登山は最高でした。 何かに挫折しそうなときは又登ろうと思います!。  

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