古典ラジオ
木製ホーン・スピーカーの製作

頭の中にあるイメージで図面を書きました。 実際のサイズは分かりません。 大きすぎても後で邪魔になると思い、中に入れるスピーカーに合わせて適当に書きました。

最初にイメージをつかむ為にアサガオの部分を紙で試作してみました。 筒が少し短いので、3cm程長くしました。 作れそうな気分になり乗ってきて勢いが必要ですので、本番に入ることにしました。

2mm厚の航空ベニアを使い材料の切出しを行います。 板を切った後に曲げてみて確認します。 板の目地をみて切らないと曲げにくい方向がありますので確認しながらの作業になります。
この形に成るまでは手間が掛かります。 何とかセロテープで止めながら形にしました。 6時間硬化の2液性接着材を使い翌日まで硬化を待ちます。重りに2kg位の電源トランスを上にのせてあります。
ホーンの曲がったパイプを作るのは容易ではなく、図面で作れる部分は型紙にして、画用紙を現物合わせで作っていきました。中の骨組みになる板は後で切り取ります。
15mm厚の板を丸く切り、スピーカー部分はコーン紙が当たらないようにくりぬいた後にホーンの穴に合わせ穴をあけます。 周りに板を巻くのは難しいので、4mm位の棒状にして回りに何本も張ります。 最後にヤスリがけで丸く筒状に仕上げます。
仕上げが黒塗装の場合は比較的に目立たないので多少手を抜くことが出来ますが、接合部分の補修をパテで仕上げます。 下塗り材を塗ることで修正部分が良くわかります。
15mmの板を楕円形にジグソーで切り台座を作り、ニスを塗って仕上げました。 今回は電気トリマと言う工具で輪郭部分の形を作りました。 本来は「とのこ」を使い木目を埋めて塗装すると綺麗に成るのですが、年輪のある国産の木材の方が良かったかな〜・・・。

塗装はスプレー式では綺麗に出来過ぎで、雰囲気が良くありません。 手塗りで適当に仕上げ、スピーカー・ユニット部はプラモデル用の塗料で若干の色を変えて仕上げました。

どの角度から見ても、なかなか良い感じなのですが、全部黒色なので写真には綺麗に写りません。 後日、黒塗装はつや消しで塗り直す事にします。
スタンド部分を現物に合わせ、ラッパ部が垂直になるようにしてあります。最初スピーカー部が「切った大根」でも付いている感じでしたので、画用紙で帯を巻き、角を落とし丸みを付け塗装した所、随分と雰囲気が良くなりました。

図面
時々、オークションやリサイクル・ショップ等で見かける古典ラジオにラッパの形をしたスピーカーを見かける事があります。今の時代は携帯電話に写真機能があるので写して来れますが、無い時代の事です。 当時どこかで見たイメージを思いだして図面に描いてみました。 材質は金属で出来ていたと思いますが、素人が手作り出来ませんので、木で工作出来ないものか?・・・と考えました。
設計と言う立派な物では無く、計算による完成度の高い物でもありません。 丸い筒も出来ませんので、8角形で製作することにします。 朝顔部とマニホールド部の接合部分は繋ぎ部分が分からないようにピッタリ作りパテ仕上げの結果、完成度が上がりました。

音が気になり、早速ラジオがら接続してみました。 独特の音で、思っていたよりも低い音も出て今までの苦労が報われる時です。効率も良く大きな音が出ます。総合的には上手くできました。 但し、私の欲望はまだ、続きがあります。このホーンスピーカーにふさわしいビンテージ・ラジオです。