車酔い
すっかり車が苦手になってしまったしでんくんがどのようにして車酔いを克服したか書きたいと思います。
しでんくんはブリーダーさんのところから我が家にやってくる時、4時間くらい車で旅をしてきました。全然平気でした。最初に病院に行くときも平気でした。車酔いが始まったのはワクチンを打って具合が悪くなってからでした。それからしでんくんは車に乗ると嫌なことがあると思ってしまった。生あくびが出て吐き、下痢をする。車に乗らない生活ならもう乗せないという手もありますが、ここは田舎で病院に行くには車しかありません。なんとしても克服させねばなりませんでした。当時しでんくんが車に乗るときはキャリーバッグに入れて車の後部座席にシートベルトをしてセットしていました。車に慣れさせようとしてセットしただけで生あくび。家の庭を出るまでに吐きそうな雰囲気。こんなんでは解決になりません。で、このキャリーバッグが嫌なことを思い出させるのだろうとキャリーバッグから出し、一人がひざに乗せて助手席で慣らしていくことにしました。窓は全開、暑くないように夕方の訓練でした。しでんくんは暑いのがだめなんです。さらに、気をそらすためにおやつを使いました。それもぱくぱく食べられるものではなく、豚耳。豚耳はカットしていなくて大きいままのものが安かったのでそれを買ってきて、はさみで細長くカット。しかし、かなり大変でしたけど。それをかじらせつつ訓練です。
本当に最初は庭から出られませんでした。道路に出る前に生あくびが出るんです。仕方がないので庭を回るようにしました。最初は一回。次の日は二回。そうした後でやっと道路に出ました。しかし、遠くには行きません。家の周りをぐるっと回る。一回、二回。だんだん距離をのばしていきました。だんだんのばして隣の町のはずれまで行けるようになったとき、ああ、もうそろそろいいねと。豚耳もかじりっぱなしでした。今度は車に乗ると豚耳がもらえると思ったのかな。
季節は春でした。訓練の時間は夕方、日が暮れる頃です。車の窓は全開。多分このへんがポイントかもしれません。結局一ヶ月かかりましたが、今は車、全然平気です。豚耳なしでもいい子にしています。良かった良かった。