勝手におすわり
我家では家族(2人)が揃って食事をする時には、しでんくんにもおすそわけしていいという決まりがあります。逆に言うと、一人で食事をする時にはあげてはいけないという決まりです。
2人で食事の支度をしていると、しでんくんはちゃんとわかっていて、くるくる走り回って大喜び。
食事が始まって、何かもらって、それがとってもおいしいと、しでんくんは勝手にお座りです。それも、最高にかわいい顔をつくって、更に涙目になって、じっとこちらを見上げ、お座り。お座りすればもらえるんじゃないかという、しでんくんなりの、おねだりの知恵です。
それはそれは効果的で、しでんくんが泣いちゃう前に必ず何かもらえます。
そして、最近は、前足でとんとんと私の体をたたいて合図して、「僕、待ってる」っていうことをアピールするという、新しい技を覚えました。私たちが食事に夢中で、しでんくんがお座りしていても気づいてもらえないときは、前足で合図です。「僕のこと忘れてませんか?」ということです。これは効果絶大です。ごめんごめんといってあげちゃいます。
しかし、このぜいたく君は、おいしくないものをもらうと吐き出します。我々がぱくぱく普通に食べているのに、同じものをぺっと口から出し、まるで「これは食べ物ではない」といわんばかりにこっちを見ます。我々が、もしかして、今食べているこれは、おいしくないんじゃないかと、改めて考えさせられ、あぜんとしたことがありました。
また、2人で別々のものをあげると、好きなものの方に向かって勝手にお座りします。やっぱり、お肉のほうがご飯もののほうより好きだし、味もちゃんとついているほうがおいしいと感じるようです。普段の食事には味はついていませんが、犬の味覚ってちゃんとしてるみたいです。