ルーマニアりんご栽培物語2003〜2004

★2003年7月〜決意
 世界中のりんご産地はほぼ見て歩きました。そして、いつか海外に農場をもってりんごを作りたいと思ったのでした。南半球なら1年にりんごが2回作れて楽しいとブラジルやオーストラリアも考えてのですが、投資額が相当の額になりそうであきめた経過があります。ところが2003年7月ルーマニアを旅した時、ここならやれると直感したのです。そうだここで「ふじ」を作ろうと。

 
チプリアンを日本に招く
  縁あってニコレッタさんというルーマニア女性と知り合いになり、ルーマニアの旅も彼女の案内で行って来ました。彼女にはチプリアンという弟がいて、りんご栽培の話をしたところ、是非やりたいとの言葉が返ってきました。
 そこで、すぐに彼を日本に呼び寄せ
2003年9月〜11月まで日本のりんご栽培を体験させました。
チプリアンの日本滞在は2ヶ月半くらいでしたが、りんごサンふじの葉つみ、収穫を体験し、
黒部の紅葉、ディズニーランド、飛騨の高山、善光寺などいろいろなところに行きました。
 
 チプリアンの温泉体験は傑作でした。温泉に行くのを最初嫌がっていましたが、一度強引に連れて行ったら、それからは温泉大好きになりました。
外国人は結構こういう人が多いです。
 それと地元の三郷小学校のハロウイーンパーティーも傑作でした。ルーマニアといえばドラキュラでしょう。だから彼はドラキュラの仮装をして出かけたのです。
 
 ★2004年1月 会社設立、苗木作り
  外国人には土地が買えないことが分かり、会社を設立してから農地を取得することにしました。2004年1月に「KAMA LAND FRUCT S.R.L 」社を設立しました。同時に苗木つくりも委託し1,800本の「ふじ」の苗を作りはじめました。
  
 ★2005年4月 農地購入、伐採整地
農地の購入もたいへんでした。2005年4月やっと良いところが見つかり1,3ha購入しました。そこには古いりんごの木が植わっていて、それを伐採するのにも苦労でした。2005年ルーマニアは何度も大雨があり洪水被害もでたのでした。
 畑にテントを作りそこで生活しながらチプリアンは畑をきれいにしました。
 

 ★2005年10月 植え付け準備

 2006年4月いよいよ植え付け予定です。そこで植えつける前に棚をつくらなければならないので、準備に出かけました。いろいろな資材調達にお店に行ったのですがなかなか揃わず不安のまま帰国しました。