2012年4月
 4月9日に中部国際空港をり離陸し、フランクフルト経由でブカレストに到着した。最近使っているヘルシンキ経由のフィンランド航空はブカレスト便がなくなってしまい、ルフトハンザ航空利用となった。でもフランクフルトでの乗り継ぎ時間が長くてあまり便が良くないし、到着時間が夜中になってしまうので、結構大変になる。今回も堀恵介君と行ってきた。私は11,12,13日と3日間剪定、誘引をし、3分の1くらいが終了、後は堀君にまかせて16日に帰国した。(彼の帰国は5月1日の予定)
 15日の日曜日はイースター(イエスキリストの復活祭)で皆仕事は休み、私は共同経営者のニコレッタさんに連れられて、彼女のおばあさんの家に行くことになった。いつも交通渋滞のブカレストの町もこのイースターの日は交通量も少なく、スムーズに走ることができた。ブカレストから南に2時間くらいの町におばあさんは一人で住んでいた。82歳のおばあさんは小柄で、日本の82歳の人に比べるとずいぶん老いている気がした。でもすてきな笑顔で私にほほ笑んでくれた。ドナウ川が近くにありその川がブルガリアとの国境になっている。川の向こうに見えるブルガリアを見ながら遠くまで来ているんだなとあらためて思った。
 さて、農園では最後のふじの出荷があった。近くのダッチャという自動車会社の従業員に売るりんごだった。昨年産のりんごはどれも小さくて、色も悪く、販売に苦労した。それでも残りわずかとなり、まずは売れたことにひと安心。今年こそはいいりんごを作ることをスタッフと再確認、とはいえ昨年成らす過ぎて、今年は花の咲が悪い(隔年結果)。ほかには課題として「黒星病」「ダニ」「地下水不足」それに雹も心配になる。それでも今年7年目になる木々を見ていると、よく成長してくれたと嬉しくなる。いろいろ課題はあるけれどもう少し頑張ってみようと、決意をあらたに帰国した。

                       

   
  
                            2012年10月
 今回はどうしても都合がつかず、ルーマニア農場に行くことはできませんでした。収穫量が少ないこともあって経費削減かな?でも代わりに福嶋宏史君と田坂浩子さんの二人が農場に行ってくれました。田坂さんはドイツの大学に通う留学生ですが、その後2ヶ月安曇野の我が農場でも研修をしてもらいました。