OSもWin98に移行しました。
新たに『タワーII(The
Tower II)』となりました。
実質のフルモデルチェンジのようなアップグレードでした。
基本は、Ver1.2,Ver1.3を踏襲して”ビル”を建てることです。
この基本コンセプトは変わりません(と感じられました)。
最も変化があったのは、「マップ」という機能と「プラグイン」という概念です。
「タワーキット」なる別売の建設地を「マップ」と表現しています。
従来は、ひとつの「マップ」にビルを建設するものでしたが、
「タワーII」からは、建設地を選べることが可能になりました(※)。
(※ 別売品を購入することによる)
「タワーII」に標準で付属する「マップ(タワーキット)」は、
「新宿西口副都心」と「ハワイダイヤモンドヘッド」です。
特別バンドルキットとして「華厳の滝」が同梱されています。
その後、経時的に次々と「タワーキット」がリリースされました。
「自由の女神」,「京都駅ビル」,「東京タワー」,「なにわビル王伝説」,そして、「Christmas
Story」などがあります。
「プラグイン」という概念は、
それぞれの「タワーキット」に共通して利用できる
様々なアイテムファイル、
とでも理解していただければよろしいかと思います。
そのアイテム自身を「タワーキット」と呼ぶこともあります。
*** *** ***
TOWER's
reminiscences
*** *** ***
各マップに対する私のコメントです。
タワーフリークの方々は、どのようにお感じになったでしょうか。
新宿西口副都心 |
 |
Ver1.2,Ver1.3と比べ、ビルの規模が大きく、しかも複雑になった
印象があります。
30階程度で「TOWER」グレードに達することができ、その後は結構
自由に建設が可能でした。
長い時間をかけて、撤去・建設を繰り返すことができるため、
”遊べる”という感じを持てました。 |
|
ハワイダイヤモンドヘッド |
 |
タワーというよりは「ホテル(リゾートホテル)」、といった印象を
私は受けました。
ゲーム展開は意外と”ラク”で、ファイナルイベントを迎えるのも
そう苦になるほどではありませんでした。
「タワー」の遊び方も”変わったもんだな”、と思えるマップでした。
|
|
華厳の滝 |
 |
可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
ゲーム性としては、
さほど”おもしろい”と感じることができませんでした。
たま〜に、
外観表示で「滝」の風景をボ〜っと眺めるのがいいですね。
|
|
自由の女神 |
 |
「タワーCD(Ver1.27)」のオープニングムービーを彷彿させる
このマップは、私の一番の”お気に入り”です。
ゲーム全体に物語性が持たされているため、
一度結末を知ってしまうと、
それ以降、若干興ざめの感がぬぐいきれないのは、
少々残念な気がしますが・・・。 |
|
京都駅ビル |
 |
映画「ガ○ラ3」とリンクした展開で、
マニアックな”つくり”となっています。
破壊されたビルを復興させる、
これがファイナルアイテム的な扱いとなっているのは、
斬新さが感じられました。
|
|
東京タワー |
 |
「タワー」といえば「東京タワー」。
こう即答するようでは、かなり「おやじ」の部類でしょうか。
幼い頃、本物の東京タワーに行った経験が、懐かしく浮かんできます。
ゲームでは、外観表示にして
「イルミネーション」を楽しむのが、一番楽しいのではないでしょうか。
|
|
なにわビル王伝説 |
 |
ファイナルイベントをクリアすると
「ビル王への評価」なるものが表示されます。
大阪らしく、”商・笑・食”の3項目について評価が下されるのですが、
これがかなり難しいのです。
すべてを最良の「評価」にしようと悪戦苦闘しましたが、
挫折してしまいました。 |
|
Christmas Story |
 |
メルヘンチックなテイストに仕上がっています。
「おやじ」がプレイするようなゲーム内容ではないようにも思えます。
クリスマスツリーを飾り付けるとき、幼い子供とともにプレイする、
などとしては、かなり”使える”のではないでしょうか。
やはり「タワー」にはクリスマスが似合います。
|
*** *** ***
TOWER's
reminiscences
*** *** ***
そして、最後に残念な運命を迎えました。
発売が停止され、サポートが消滅し、ウェブサイトも閉鎖されるといった結末です。
今後は二度と、アップグレードされることはもちろん、
新バージョンが発売されることはないのでしょうか・・・。
タワーフリークとしては、寂しい限りです。
『 Tower
』は、私の”PCゲーム”の中にあって、最高のゲームタイトルです。
いつの日にか、復活してくれることに希望を持ち続けたいと思います。
*** *** ***
TOWER's
reminiscences
*** *** ***
(2005.05追記)
05年4月、
家庭用ゲーム機のソフトウェア『 The Tower SP 』として復活(?)してくれました。
タワーフリークとしては歓迎できます。
個人的には、やはり本家本元の復活に期待したいところです。
|