念願の表銀座縦走です。
計画は壮大でした。1日目に中房温泉から槍ヶ岳まで、2日目に大キレットを越えて北穂高岳まで、最終日は奥穂高岳経由岳沢を下って上高地まで、というスペシャルなルートを予定していたのですが･･･。
とりあえずロングコースなので、朝早く行こう、ということで2時起床、3時には登山開始の予定でしたが、なんだかんだで中房登山口を出発したのは朝の4時を回っていました。
 星が綺麗でした。 |
 第3ベンチを過ぎたあたりから、槍ヶ岳登場。 |
 燕には行きませんでした。 |
非常にいい天気の中、ハイペースで飛ばしていきます。第一、第2ベンチなんてパスして、合戦小屋まで休憩はしません。しかし、早くもK先輩の足に異常が･･･。足がつったようです。ここから一気にペースダウンです。なんだかんだで燕山荘まで3時間半かかりました。しばらく休憩して、表銀座の縦走路に向かいます。
 表銀座縦走路 |
 大天井を過ぎたあたりで大休止。 この辺で槍ヶ岳を諦める。 |
 あそこまではちょっといけないか･･･ |
燕から大天井までの、いわゆる表銀座縦走路は、眺めもいいし道も綺麗だし、本当にいい登山道です。ただ、K先輩の足が悲鳴を上げています。ペースが上がりません。ちょっと進んで休む、この繰り返しでした。僕はゆっくり登山が好きなので、のんびりいけてよかったですが、どうも今日中に槍ヶ岳は難しそうです。
 ふらふらでヒュッテ西岳に到着。 |
 ちょっとだけ夕焼け。 |
 こじんまりとした小屋でした。 |
ヒュッテ西岳には15時近くに到着。朝早かったのですごく眠かったのですが、今寝ると夜眠れなくなる、ということで眠い中無理やり酒盛りです。槍ヶ岳の見える外のベンチで、直射日光の中ビールなど飲んで時間をつぶしました。宿泊は素泊まりにしたので、持ってきたラーメンなど食べて夕食にしまして、1日目の行程終了です。
ちなみに、暗くなった頃、いいかげん酔っ払ったK先輩が小屋の前で足をくじきました。
翌朝は、日の出も見ないで7時頃まで寝ていて、小屋の人に起こされました。朝食もそこそこに出発です。今日もいい天気です。
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西岳からは、いよいよ東鎌尾根の縦走路です。一応それなりに難所と聞いていたのですが、まあ別に難しいところはありませんでした。この縦走路も眺めがいいですね。
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 O原日射病でダウン。 今日はヒュッテ大槍に宿泊です。 |
 小屋からサブザックで槍往復。 |
K先輩の足つりはだいぶ良くなったようですが、今度はあまりの日差しの強さにO原が日射病になってしまいました。
昨日ヒュッテ西岳に止まった時点で大キレットは諦めているので、今日は槍ヶ岳山荘までいければいいや、ということで、途中のヒュッテ大槍で大休止。この小屋の雰囲気が非常に良かったのと、O原がふらふらなのと、槍ヶ岳山荘はかなりの混雑が予想された事などを勘案して、今宵のお宿はヒュッテ大槍に決定。
O原の回復を待って、小屋で無料で貸してくれるサブザックを背負って槍ヶ岳往復です。
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 2回目の槍ヶ岳登頂。 |
 行くはずだった穂高方面 |
小屋から槍の肩までは50分ほどの稜線歩き。荷物も軽いので楽勝です。槍ヶ岳は平日とは思えない混雑振りでした。前回は朝登ろうとしたら高山病でふらふらして登れなかったのですが、今回はそんなこともなく、無事登頂。
今回のルートです。 燕から大天井 |
 大天井から西岳 |
 西岳から槍 |
天気も良かったので、頂上で1時間ほど写真を撮ったりしていると、丁度北鎌尾根を登ってくる人がいました。けっこう年配のパーティでしたが、すごいですね。いつかは僕も行きたいですね。
山小屋にはめったに泊まらないのですが、小屋に泊まると水はもらえるしトイレは綺麗だし食事は勝手に出てくるししかもおいしいし楽でいいですね。金があればテントなんかやめて小屋にしたいですね。
 拍手で迎えられていました。 |
 ヒュッテ大槍は宿泊者20人ほどでした。 |
 朝食。うまかった。 |
翌日起きてみると、小雨が降っていました。出発する頃にはやみましたが、どんよりとした天気の中、槍沢を下って上高地まで下山しました。途中横尾はすごく混雑していました。
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 滅茶苦茶混んでる。 |