スキーシール(クライミングスキン)の再生 その2 |
前回、超汚かったシールのグルーをほぼ取り除くことに成功しました。 詳細はこちらをご覧ください。 グルーを剥がしたシールに、いよいよ新しくグルーを付けていきます。 まずは床を新聞紙で保護。 さらにずれないように新聞紙と床を固定します。 シールも暴れないように布テープで固定します。 めんどくさいですが、後々非常に楽になりますのでやっておきましょう。 グルーは色々悩んだ末、ブラックダイアモンドのゴールドラベル接着剤を使用することにしました。1500円位。 同じブラックダイアモンドから、シートタイプのグルーが販売されていますが、カモシカスポーツの店員さんに聞いたところ、こちらのほうが作業的に楽そうだったので。シートタイプははみ出たグルーの処理がめんどくさそうでした。 ぺたぺたと塗っていきます。思った以上にさらさらとしていて、こんなちっちゃいはけでもスムーズに塗ることができます。ただ、やはりべたべた系ですので、あちこち着くと色々と面倒です。また、塗るとすぐに硬化がはじまり、一度塗った面を何度もこすっているとダマになります。今回は後でアイロンを使うので、結構厚めに塗ります。 コツとしては、やはりスクレーバーを使うことでしょうか。今回は以前のメタルのものではなく、新たにプラスチック製のスクレーバーを100円ショップで購入しておきました。30cmほど接着剤を塗ったらスクレーバーで均一にならす、この作業の繰り返しでシール全体に接着剤を塗りこみます。 どの程度の厚さに塗ればわからなかったのですが、1回じゃ足りないかな?と思って2度塗りしました。 写真ではわかりにくいですが、ひととおりグルーを塗り終えました。 ここからがプロの技。ていうか説明書どおりですけど、カモシカスポーツでただでもらってきたシートのつるつるした面を、塗ったグルーの上から貼り付けます。はりつけたら、中くらいの温度で、シートの上からアイロンをさっとかけます。スキー用じゃなくても家庭用のアイロンで十分です。接着剤を暖めることにより、基材になじみやすくなります。 アイロンで暖めたら、すぐにビール瓶でローリング。 グルーを平らにならしていきます。 シートをはがし、10時間ほど乾燥させて完成。 若干基材にしみこんでいますが、グルーは非常に綺麗に付きました。 試しに接着面を張り合わせてみたところ、物凄く強力に粘着しました。 このシールはオークションでスキーアイゼンとセットで2700円という破格の安さで手に入れたものです。安いだけに初期状態はひどいものでしたが、なんとか手をかけて使用できる状態に復活させることができました。 感無量です。 |
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